RICHARD HULL 3
ハルの作品では伯母殺人事件が有名ですが、描く主人公、すなわち犯人があまりに劣悪で、他人の評価はともかく個人的には苦手でした。この『他言は無用:KEEP IT QUIET』(1935)の方がむしろ愉しめました。ハルの描く犯...
私的書評ハルの作品では伯母殺人事件が有名ですが、描く主人公、すなわち犯人があまりに劣悪で、他人の評価はともかく個人的には苦手でした。この『他言は無用:KEEP IT QUIET』(1935)の方がむしろ愉しめました。ハルの描く犯...
私的書評のべつ幕なく本を拾い読みしていると、ときどき素晴らしい出逢いがあります。ギャスケル夫人の『女だけの町:CRANFORD』(1853)もそんな一冊になるかも知れません。Cディケンズの依頼で、彼の編集している週刊誌に掲載され...
私的書評エーリヒ・ケストナー氏の『消え失せた密画』が面白かったので、たまには愉快な本も読もうと、『雪の中の三人男:DREI MÄNNER IM SCHNEE』(1934)を図書館で探しました。ヒトラーが首相になったのが1933年...
私的書評前作が面白かったので、サラ・スチュアート・テイラー女史の邦語訳二作目『死者の館に:MANSIONS OF THE DEAD』(2004)を沖縄旅行中に読了しました。徒歩で徘徊するのは疲れるし、今回はバスで移動しまくったの...
私的書評学者というのは、一般人からすると、とんでもない狭い領域を深堀りしている存在ですが、サラ・スチュアート・テイラー女史の『狡猾なる死神よ:O’ARTFUL DEATH』(2003)において、墓石や墓碑銘の芸術史を...
私的書評偉大なる戦争写真家としてのロバート・キャパの半生を綴る「SLIGHTLY OUT OF FOCUS:ちょっとピンぼけ」が図書館にあったので読んでみました。ハンガリーのブダペスト生まれのユダヤ人でもあるキャパ氏は、ヨーロッ...
私的書評早くも師走に突入してしまいました。さて今回は、大好きなアントニィ・バークリー氏の作品『最上階の殺人:Top Storey Murder』(1931)はやはり期待を裏切らない出来栄えでした。90年以上前の作品ですが、人の愚...
私的書評早川書房のポケットミステリー(ポケミス)は新書サイズで読みやすいはずなのですが、紙も柔いし薄いので頁めくりが大変、そんなわけでめったに手にしません。ですが、フリーリング氏の小説を読むには、これの中古本しかないので是非もな...
私的書評今回は『雨の国の王者:KING OF THE RAINY COUNTRY』(1966)になります。ニコラス・フリーリング氏をどうして知ったのかというと、リメイクされたイギリスの人気ドラマから流れてきた結果です。アムステル...
私的書評内容は重なっていないものの、ドラマ版のシェトランドがジミー・ペレス物として終えたこともあって、本の方も長編八部作の最終章『炎の爪痕:Wild Fire』(2018)を読むことにしました。イギリスそのものが島国ですが、シェ...