ヴァージニア・ウルフ2
ミステリではありませんが、ほかの小説で取り上げていたので『ダロウェイ夫人』を読んでみました。たしかに「読んでみても分かった気がしないけれど、読むたびごとに何かを気づかせてくれる」という解説には、妙に腑に落ちるところがあり...
ミステリではありませんが、ほかの小説で取り上げていたので『ダロウェイ夫人』を読んでみました。たしかに「読んでみても分かった気がしないけれど、読むたびごとに何かを気づかせてくれる」という解説には、妙に腑に落ちるところがあり...
つい先日、「手許にあるカメラは手放せないので墓場まで連れていく」とか、偉そうにのたもうていたことを忘れて、早速カメラの更新をしてしまいました。お気に入りだったミラーレス一眼カメラ「Lumix DMC-GX8」がフィールド...
HM(ヘンリ・メリヴェール)卿の『かくして殺人へ(And So to Murder)』はなかなか楽しめました。1940年の作品なので、ちょうど第二次大戦の始まった辺り、イギリス全土に投下管制が敷かれた頃の話なので、ドイツ...
無から有が突然生じることもないので、人間は誰しもルーツがあるはずです。わたし自身も、生まれたときから一度も訪ねたことがない、父方の郷里(知っている親戚は誰もいませんが)に寄ってきました。親の法要(回向)で奈良県に行った帰...
ノーマークでしたがフィルポッツの『溺死人(FOUND DROWNED)』(1931年)が都心の図書館にあったので(状態もすこぶる良好)、借りてきて読んでみました。『赤毛のレドメイン家』などに比べると、あまり話題になってい...
まだまだ暑さが続いておりますが、公園に行くと虫の声がよく聴こえてきます。鳴く虫は、マツムシ、スズムシ、コオロギなどが有名ですが、今日はこうした秋の虫の話をしたいと思います。そもそも、彼等はいったい何の目的があって鳴くので...
1899年と古い本ですが、いまでも妙に評価の高いコンラッドの代表作『闇の奥(Heart of Darkness)』を読んでみました。高見浩さんによる新潮文庫新訳版です。アフリカと船乗りの話なので、いわばアフリカ版キプリン...
9月なのに、まだまだ真夏のように暑いのですが、用事があり、しぶしぶ港区の方に出掛けました。インバウンド観光客の外国人も多く見受けられましたが、これだけ暑さが厳しいと、トウキョウへのネガティブイメージが生まれてしまうのでは...
アメリカのミステリは凄惨な場面が数多く出てくるので、個人的にはあまり好きではないのですが、この『暗い鏡の中に(Through a Glass Darkly)』はそうではありません。途中まではむしろ幻想ミステリ的な展開をし...
今日は久々のテレワークでしたが、やはり楽ですね。ここ数年間、テレワークで体が慣れてしまったので、新しい勤め先の通勤は、距離的にはさほどではないものの、じわじわと身体にも堪えてきている様子、帰宅して夕食食べたらバタンキュー...