アビール・ムカジー
函館で異国の風を感じたためかもしれません。6月最後のご紹介はインドを舞台とした『マハラジャの葬列』です。イギリスとインドとは長い歴史を共有しています。英国ミステリの中でもインド駐在からの帰国者が登場人物になったりしますが...
函館で異国の風を感じたためかもしれません。6月最後のご紹介はインドを舞台とした『マハラジャの葬列』です。イギリスとインドとは長い歴史を共有しています。英国ミステリの中でもインド駐在からの帰国者が登場人物になったりしますが...
何ゆえに、この北の街に心惹かれたのかを考えてみました。外国に向けて開いていた港町だったことで、異文化が染み込み和洋折衷して、この街の進歩的な文化や空気感を作ってきたのでしょう。大きな都市ではなく、函館山を囲んだ、こじんま...
依然旅行中ですが、私的書評を送ります。今回のご紹介は、またもやソーンダイク博士もの『キャッツ・アイ』です。このタイトルは宝石で、それにまつわる殺人事件を、冷静沈着な博士と、ややもすると脱線しがちな弁護士アンスティのコンビ...
函館から投稿します。日曜日から来ているのですが、日頃の運動不足が祟り、写真行脚で疲れ果ててしまい。宿ではすぐにダウンで写真の編集も、エッセイの投稿も出来ずに終わっています。メインカメラはあれこれ思案し、結局のところ「FU...
本音を云うと愉しみでもあるのですが、旅行や出張の準備で、いつも頭を悩ますのが帯同させるカメラ(とレンズ)です。正直、現地でどう言う被写体に対峙するのかは、その場にならないと分からないものです。答えの出ないことを幾ら想定し...
正直、ソーンダイク博士には振り回され続けています。『オシリスの眼』『ニュー・イン三十一番の謎』も、完膚なきまでのロジカルな展開をして、真犯人を追い詰めていくわけなのですが、今回ご紹介する、1928年に発表された作品『証拠...
いまの勤務先に来てから、もうすでに四年半が経ってしまいました。初めは、二年ぐらいのイメージで考えていたのですが、コロナ禍もあってずるずると長引いてしまいました。考えてみれば、つくばに単身赴任した際も、二年間の予定が、結局...
いわゆる車椅子探偵小説の『時の娘』がやたらに面白かったので、図書館から借りてきたのが『歌う砂:The Singing Sands』です。この作品の発表は1952年、その年の2月にエリザベス・マッキントッシュ(本名)は他界...
電子マネーは、支払いが面倒でないのと小銭が不要なため、小口決済では自分はかなり頻繁に使用しています。おそらくQRコード決済より多いと思います。電子マネーには、即座に登録銀行口座から引去られるデビット方式のもあるのですが、...
ここでも紹介した『オシリスの眼』が自分的には気に入ったので、フリーマンの次の作品(第三作目)でもある『ニュー・イン三十一番の謎』を読んでみました。なかなか定職につけない医師ジャーヴィスを、自分のジュニア・パートナーに付け...