ヘレン・マクロイ6
お馴染みマクロイ女史の『牧神の影:Panic』(1944)を読んでみました。精神科医ウィリング博士が登場しない「ノン・シリーズ」にあたりますが、今回に関しては個人的にはやや苦手な作品でした。それは「暗号解析」が一つのキー...
お馴染みマクロイ女史の『牧神の影:Panic』(1944)を読んでみました。精神科医ウィリング博士が登場しない「ノン・シリーズ」にあたりますが、今回に関しては個人的にはやや苦手な作品でした。それは「暗号解析」が一つのキー...
真夏日が続いて閉口しておりましたが、ここにきてようやく関東甲信も梅雨入りしました。普通は6月の第二週あたりが梅雨入りなのですが、それからすると二週間程度の遅れになっている様子。梅雨とセットの紫陽花も、今年はすでにピークを...
スペインのサスペンス・ミステリ物は初めてでしたが、今回読んだ『偽りの書簡:Don de Lenguas』(2013)はなかなか面白かったです。舞台は1952年のバルセロナ。ほとんどすべて忘却の彼方に行っておりますが、第一...
ジムニーシエラへの乗り換えのため、三年乗って来たクルマ(プレミオ)を売ることになりました。昨今の円安騒ぎで、輸出向け中古オークション市場は活況を呈しているようで、代理人を介して出品したところ、すぐに高値で商談が成立してし...
セイヤーズやカーターディクスンなどの古典作品を好む一方、現代作家で自分の好みにマッチするものは何かを探すことは楽しみです。最近のマイブームはアランナ・ナイト女史の『修道院の第二の殺人:Enter Second Murde...
そろそろ余裕ができ始めたので、ビルボードライブ横浜に出かけました。昨年9月にも聴いた石川綾子さんのバイオリンライブです(しかもバースディライブ!)。ジャンルレスの楽曲を好む彼女ですので、今回もまた色々楽しい演奏をしてくれ...
女史の長編『五匹の赤い鰊:THE FIVE RED HERRINGS』(1931)には副題として(SUSPICIOUS CHARACTERS)とありますが、まさにこの副題通りに、あらゆる関係者が被疑者であり、それぞれが「...
高校生を卒業する頃というか、本来ならば大学入試で寸暇を惜しんで勉強せねばならないかった時に、半年ばかり入院していたことがありました。骨の病気だったのですが、多感な時期だったので、その当時は相当に凹んだことは今でも思い出す...
読みたかったハービンダー刑事の続編『The Postscript Murders』ですが、邦訳本タイトルはアレンジしていて『窓辺の愛書家』となっていました。読み終えて、前作の時にも感心しましたが、今回も幾重にもプロットを...
春から夏に移り変わらんとしているタイミングですが、思い起こすと先の冬は暖かった記憶があります。関東地方に関して言うと、統計的にも、冬としては二番目の暖冬だったようです。こうしたことは、生きものの世界では、いろいろな影響を...