古傷
高校生を卒業する頃というか、本来ならば大学入試で寸暇を惜しんで勉強せねばならないかった時に、半年ばかり入院していたことがありました。骨の病気だったのですが、多感な時期だったので、その当時は相当に凹んだことは今でも思い出す...
高校生を卒業する頃というか、本来ならば大学入試で寸暇を惜しんで勉強せねばならないかった時に、半年ばかり入院していたことがありました。骨の病気だったのですが、多感な時期だったので、その当時は相当に凹んだことは今でも思い出す...
読みたかったハービンダー刑事の続編『The Postscript Murders』ですが、邦訳本タイトルはアレンジしていて『窓辺の愛書家』となっていました。読み終えて、前作の時にも感心しましたが、今回も幾重にもプロットを...
春から夏に移り変わらんとしているタイミングですが、思い起こすと先の冬は暖かった記憶があります。関東地方に関して言うと、統計的にも、冬としては二番目の暖冬だったようです。こうしたことは、生きものの世界では、いろいろな影響を...
彼の作品は幾度か読んでいるかと思いきや、図らずも『情事の終わり:The End of the Affair』が、グリーンとの初の出会いになります。タイトルから分かるように、推理小説ではありませんが、ミステリ性は溢れていま...
それでも、移動しない個体群のなかで、何故ゆえに13年周期や17年周期のものが生き残ったのでしょうか? 云うまでもなく地球上の生物はすべて「同種の異性との出会い」が、世代交代には欠かせません。素数でない周期パターンで出現す...
単なる謎解きではなく、人の心に誰しも持っている闇を描くようなマクロイ女史の作品は、自分にとってはかなり好みで、『あなたは誰?:Who’s Calling?』(1942)を読み始めるときもわくわくしながらページ...
この特異な生態に大きな影響を与えたのが、氷河期ではないか?という説があります。地球の誕生以降、複数の要因によって幾度となくやってきた氷河期ですが、その時期、当然の如く地球は寒冷化してしまい、それまで命を紡いできた生きもの...