真夏日が続いて閉口しておりましたが、ここにきてようやく関東甲信も梅雨入りしました。普通は6月の第二週あたりが梅雨入りなのですが、それからすると二週間程度の遅れになっている様子。梅雨とセットの紫陽花も、今年はすでにピークを過ぎていて、昨日新宿御苑に出掛けたら、疲れ果てた紫陽花しか見ることができませんでした。おそらく待ちくたびれたのでしょうw。今の時期はちょうど季節の変わり目で、もうハンゲショウが盛りを示しておりました。ハンゲショウは漢字で書くと「半夏生」、昔からある雑節の一つで、夏至から数えて11日目を指すそうですので、今年でいうと7月始め。昨今は早場米ばかりなので、田植えはとうの昔に終えていますが、昔は今の時期でした。ちょうど田植えが終わってやれやれというタイミングです。野菜も稲もしっかり地に根を張って成長する必要があるので、この時期にタコを奉納したり、タコの脚を食べたりする風習が、地域によってはあったそうです。ハンゲショウの写真を撮りましたが、花穂を眺めているとタコの脚のようにも見えてきました。昔の人は自然の事物への観察力が鋭かったので、もうしかすると類推したのかもしれません。ちなみに葉っぱが半分白くなるのは、地味な花穂を目立たせて訪花昆虫を呼び寄せるためとか。普段は緑の葉が白くなるのは、葉の組織内に薄く水を張らせることによるものです〔空に浮かぶ白い雲と一緒の原理です〕。









