アイザック・アシモフのミステリー短編『黒後家蜘蛛の会2:More Tales of the Black Widowers』(1976)もさらに読んでみました。レストランで定期的に会食する六人、そして給仕役のヘンリー。招待されたゲストにまつわる問題の謎解きを、メンバー間で喧々囂々やりあって、最後はヘンリーがいつものように解決していくパターンは今回も踏襲しています。とは言っても、ややネタ切れ気味なのか、次第に難しい問題が適されるようになっています。複雑な問題なので、それを解説するのがまた複雑な文章になってしまうのは理なのでしょうが、読む方は次第に辛くなってきます。給仕役のヘンリーの解決方法も、前巻ではシンプルな慧眼だったのですが、ここでは、「三つの数字」物語などの例外はあるものの、グレゴリオ暦のカレンダーにまつわる「十三日金曜日」物語での、ヘンリーの着眼点「1920年3月12日の金曜日」にいきなりフォーカスすることは、暦からのうるう年間引き回数を正確にカウントしない限り、簡単にはたどり着けないロジックになっています。初めに原稿をもって行った出版社から断られたのも頷けます。









