Corinne Holt Sawyer
今回は、馴染みの古書店で見つけたアメリカのミステリ作家、コリン・ホルト・ソーヤー女史による作品『老人たちの生活と推理:The J. Alfred Prufrock Murders』(1988)を読んでみました。寡聞にして知らない作家でしたが、タイトルに惹かれて手が伸びました。舞台はカリフォルニア・サンディエゴ郊外のとある高級老人ホームです。じつは、自分もこの高級老人ホームというのに幾度かお邪魔したことがありますが、それこそホテル顔負けのとんでもない施設でした。よくもまあ、こんなに無駄遣いをと考えるのは誤りで、人間誰しもあの世まで財宝を持っていくことは叶いませんので、富裕層の人は最後は自分のために惜しみなく散財するというロジックなのでしょう。さて、このミステリでは暇を持て余している有閑老人たちが、ホーム内で起きた死亡事故を殺人だと疑って、その動機や背景を探り出していくというストーリーですが、やはりというか、好奇心旺盛で危なっかしい素人探偵を行うのは、みな女性陣だということです。









