暮も押し迫って寒い日が続きますが、体調崩さぬようにお身体ご自愛ください。
さて、本日はサマンサ・ラーセン作品の私的書評というか、よもやま話です。前作が愉しかったので、『公爵家の図書係は恋をする:Once Upon a Murder』(2024)もそうだろうと読みましたが、期待に反してなかなかページが進みません。途中で他の本、二冊を挟んでようやく読み終えました。基本はコージーミステリー本なので文体は小難しくないはずなのですが、邦語訳が自分には違和感がありました。「頭をぶんぶんと振って…」などは、もう少し適切な語彙はなかったのでしょうか? こういう日頃使っていないフレーズが混ざると、読んでいる端々で引っ掛かってしまい、そこから進む気はなれず、眠気をもよおし本を閉じてしまいます。今回も有色人種に対する人種差別の問題が色濃く出ていますし、社会の中での女性に対しての蔑視が犯罪を助長している様子が描かれています。18世紀の英国、なかなか住みづらく面倒な社会です。









