あまた在るクリスティ作品の中でもお気に入りの『茶色の服を着た男:The Man in the Brown Suit(1924)』を久々に読んでみました。外出時たまたま本を持ち合わせておらず、電車内で急遽電子図書館から借りて読んだ一冊です。写真として載せているものは文庫版でタイトルも簡略化され『茶色の服の男』となってます。今回、たまたま読んだものは古いグーテンベルク21版で、タイトルもほぼ直訳になっています。邦訳者も文庫版新訳の深町眞理子さんではなく、大御所の赤冬子(せきふゆこ)さんです。巷の評判通り分かりやすい翻訳で、雰囲気も出ていて古さも感じません。この本は個人的にはクリスティのベスト3に挙げている作品ですので、いつでも読めるように拙宅の書棚にも置いてあります(といっても、今回のように肝心な時に読めていない(汗;)。南アフリカや船旅を描いた冒険推理小説で、お転婆なヒロインのアン・べティングフェルドのキャラが魅力的で、愉しく読むことができました。素晴らしい作品は、100年経っても色褪せることはありませんね。









