前のスケルトン探偵が面白かったので『古い骨:Old Bones』(1987)も読んでみました。舞台は変わり、フランスのブルターニュ、例の「モン・サン・ミッシェル」のあるところです。僧院と本土とは離れていて、干潮時には広い干潟(砂浜)が顔を覗かせます。そこで第一の事件が起きます。この湾の干満差は12メートルもある上に、点在している流砂の凹みにはまったら逃れる術はありません。希少な貝類の採取を趣味としている館の主が、この砂浜で命を亡くします。ここの潮汐も十二分に知っている男がなぜ?という謎。そしてはるか昔、戦時中の1942年に起きたナチスドイツSSとレジスタンスの間に起きた殺戮が、時空を超えて重なり合って、この一族をめぐる事件が再び起きます。もちろん古い遺骨となると、ここでギデオン・オリヴァー博士が登場してきます。古い骨から導き出せた結末は驚くべき内容を示唆しておりました。今回もまた、なかなか楽しませる展開でした。









