Jane Austin …Reread1

Rereadシリーズの第二弾、『ジェイン・エア』に続くのは、自分にとってはやはりオースティン女史による『マンスフィールド・パーク:Mansfield Park』(1814)になります。オースティンの作品はブロンテ姉妹のそれに比べると重厚感は減りますが、その分、肩が凝らずに愉しむことができます。彼女の作品は例外なく好きなのですが、この本を真っ先に挙げたのは、それはもうヒロインのファニー・プライスの魅力にほかなりません。惚れましたね。やれネクラだとか云われながらも、心のなかには素晴らしい優しさと、人を見極めていく優れた観察力ももっています。大切なことは、如才なさや目立つことではなく、身近な人たちの間で信頼を築いていくことだと実感しました。人間が成長していくためには、ある程度の年月が必要なことは理解しますが、齢を重ねたから、経験を積んだからといって人間的に秀でた存在になるとは限りません。結局のところ、きちんとした倫理観が心の奥底にないと、人というものは甘えて堕落してしまうもののようです。
昔のエッセイ↓
http://duke-box.sblo.jp/article/189501156.html
http://duke-box.sblo.jp/article/189471738.html
http://duke-box.sblo.jp/article/189464569.html