「女子プロゴルファー、リーの事件スコア」シリーズの第四話は『疑惑のスウィング:WHERE HAVE ALL THE BIRDIES GONE?』(2004)です。なかなかチャンスを掴めずにいた主人公「リー・オフステッド」にも運が巡ってまいりました。英米対抗のスチュワートカップに、抽選枠での出場が決まりました。舞台はノースカロライナ州パインハースト。男女8名からなるチーム戦で、リーのほかは名だたるトーナメントプロ、一枠だけある抽選枠に彼女がすべり込んだといういう訳です。一緒に組むのは「ロジャー・フィンリー」という大御所で、米国チームリーダーです。ところがロジャーは最近スランプにハマっていて、ミスショットを連発しています。はたして米国チームは勝つことが出来るのでしょうか? 幸か不幸かミステリーなので、ここでも殺人事件は勃発、ロジャーのキャディが不審死を遂げます。プロにとってキャディは命綱、ロジャーを勝たせまいという陰謀の匂いがプンプンしてきます。米国チームは絶体絶命、というようなストーリーで、今回もテンポよく物語は進んでいきます。親友ペグと恋人グレアムのサポートを借りて、(試合ではなく)この事件を解決に導いていきます。でもそこは我がヒロイン、グリーン上でもすばらしい活躍を見せてくれます。この作品であらためて感じたことは、ゴルフに最も必要な要素でもある「冷静さ」の重要性です。練習では出せる力が、いざ本番だと上手くいかないのは、焦りや緊張で平常通りの精神状態やスウィング感覚を忘れてしまうからです。どのスポーツにも当てはまる事柄ですが、メンタルを保つことの大切さは、ゴルフではとりわけ大きいです。なぜならば「静」から「動」にスムーズに移行することが、各ショットに必須だからです。200ヤードでも20センチでも同じ話で、それが出来ないから自分はいつまで経ってもへたくそだったのでしょう。









