Olaf Olafsson

今年もまた3月11日がやってまいりました。殆ど解決できていない現実を思うと、震災と原発事故の深刻さに呆然としてしまいます。ですが、とにもかくにも私たちは日々生きて行かねばなりませんので、気持ちを切り換えていくことは必然的なことだと思います。さて今日のテーマですが、オラフソン氏の短編集『ヴァレンタインズ:Vatentines』(2007)をたまたま図書館で手にしたので読んでみました。ビジネスの世界のみならず、短編小説の世界でも名を馳せているオラフソン氏。かように多方面に才覚ある人もいるのですね。世界は広しです。アイスランド生まれだけあって、物語のあちらこちらにアイスランドのことが描かれております。この短編集のタイトルは和訳すると『恋人たち』となります。十二編あって、それぞれ異なった生き方をしている男女の人生がテーマです。もちろん恋人たちの数ほど物語は違っているので、ここに書かれているものは、ほんのひとかけらの生き様なのですが、どこかで妙に共感を覚えている自分がおります。何が刺さったのかを考えてみましたが、具体的にはよく分かりませんでした。