Charlotte MacLeod

トランプ遊びではないのですが、どんどんミステリーを読みかじっていると、ときどきハズレ本を引いてしまいます『ヴァイキング・ヴァイキング:Wrack and Rune』(1982 )がそれでした。米国で人気のあるシャーロット・マクラウドのシャンディ教授シリーズの一つですが、いわゆるコージィ・ミステリーにカテゴライズされている作品です。陰惨な描写や卑語が連発するような本は、いくらベストセラーでも苦手ですが、それとは反対にウィットが進みすぎて、面白おかしく展開するだけのコント的ミステリーも好きではありません。全てがそうだと言えませんが、どうも米国ミステリーは両極に分かれてしまう傾向がありますね。日本では英米小説という括りで、同類カテゴリーに属して論じられがちですが、その中身は相当に異なります。わたし的には英国ミステリーが、やっぱり感性に合っている感じです。極東と欧州、場所は遠く離れている両国ですが、同じ島嶼国家で、どことなく似通った人間性と歴史をもった国民性に依るものなのかも知れません。