図書館の返却棚に置いてあったジョナサン・オージェ『夜の庭師:The Night Gardener』(2014)を読んでみました。返却棚にあるものは誰かが読んでいるため、動いている書籍ということになり、意外にも気に入った作品に出逢うことが多いです(そうでないケースもたまにありますが)。この本はカナダ図書館協会児童図書賞を受賞した作品で、ヤングアダルト向けのゴーストストーリーです。このため、おそらくは自分が書架から見つけ出すことは難しかったと思います。内容は、アイルランド移民の孤児姉弟が雇われるために、イングランドのとあるお屋敷に行くのですが、そこでは没落した家族と、呑み込むような巨樹に覆われた不気味なお屋敷でした。そして夜になると、得体のしれない生きものが徘徊していて、恐怖心から姉弟も逃げ出そうと思うのですが、やっと見つけた働き口なので、どうしても身動きが取れません。この話は、怖れや悲しみに押しつぶされそうになるなか、勇気をもって立ち向かっていくことで、子どもから大人に成長していくというストーリーになっています。あのディズニー・プロダクションが映画権を購入したという話ですので、いつの日か映像化されるかも知れません。









