CPI〔消費者物価指数〕4

年が明けてからも物価上昇は止まることを知らず、とりわけ生活必需品でもある食料品の大幅アップが目につきます。調査機関の調べでは、この春の食料品値上げのアップは平均すると14%にもなるそうです。先日も近所のスーパーに日頃飲んでいるコーヒー(粉)を補充しに行ったところ、棚には「取扱い終了商品」の赤札が。これを正しく翻訳すると「『商品リニューアル』に名を借りた値上げの前段プロセス」ということなのでしょう。思わず三袋調達することにしました。この三月からはJR東運賃もアップ、さらには中東情勢を反映して燃料価格や石油由来の化成品価格も高騰しており、冗談でなく、まじめに生活防衛したくなるような気分になってまいりました。自分のような大雑把な人間でもそう感じるので、世間一般的には、いわゆる「消費冷え込み」が既に始まっていると思って間違いないと思います。政府の言うCPIは加重平均のからくりで2~3%アップという数値に見えていますが、消費現場ではそれが真実と捉えている人はいないでしょう。
もともと日銀の策は、金利を上げ円の価値を上げる(円安⇒円高)ことで輸入コストを下げ、ひいてはインフレを抑制できる、とかいう目論見でしたが、各主要先進国が金利を下げているなかで、日本だけが金利を上げても相対的な円の価値が上がることには疑問を感じていました。さらに中東情勢も大きく変わり、日銀の策が絵空事だったことが、いとも簡単に証明できてしまいました。取りあえず買い溜めしたコーヒーで一服し、まずは心を落ち着けたいと思います。