蒸し暑くてうんざりする夏に読む本として、ミス・リード女史の『村の日記:VILLAGE DIARY』(1957)はなかなかマッチするのかなと思います。のんびりした南イングランドのフェアエーカー村の教会立小学校、そこの女校長の一年間の暮らしを月ごとに描いています。いつもながら、愉しい人々に囲まれながらも四苦八苦している独身の校長先生ミス・リードの語りです。英国風ウィットは今回も絶好調で、田舎ならではのお節介とプライバシーのなさは、果たして自分ならばさりげなく受け流せるのか怪しいところですが、都会にはない、美しい自然に囲まれた素晴らしい環境には羨ましさを感じさせられます。生徒にとってはどうだったのかは分かりませんが、もしも自分がミス・クレア先生に教えてもらったら、きっと人生も違った道を選んだかも知れません(ミス・リード校長ではなくw)。ここでも書いていますが、若い頃に読書に親しむかどうかは、その後の人生や性格に大きな影響を及ぼすことと思います。









