ランクル狂騒曲

何であれ、リバイバルものは人気が沸騰するものですが、今回トヨタから発表された「再再販ランドクルーザー70」のそれは凄まじいものが有ります。11月29日が発表&発売日でしたが、その夕方には、多くの販売店で早々に(向こう三年間の)販売枠終了という状況でした。
ちなみに、このクルマは1984年から2004年まで販売されていましたが、多くの国内ファンから復刻を望まれて、8年前(2014-15年)に期間限定で再販されたものです。海外では今でも継続生産されており、また根強い国内ファンの要望は衰えず、今回は30周年記念ということで、国内向け再再販となった次第です。今のところ期間限定ではなく継続販売を謳っておりますが、現時点のトヨタの計画では国内向け出荷は月400台だけということですので、先ずもって購入枠が著しく足りません。このクルマ、四輪自動車として、耐久性は右に出るものがないので、運良く手に出来た購入者も簡単には手放すことはしないでしょう。コンサバなコンセプトのため、商品力としても経年陳腐化の影響は殆ど無いと思います。
そんなこんなで国内に数多あるクルマの中では、唯一無二に近い存在なので、人気が出るのも頷けます。希望者が多いので(というか国内向け販売台数がほとんど無いので)結果的に殺到しているのでしょう。かく云う私自身も、このクルマのコンセプトに大いに関心を持ち、抽選に応募してみることにしました。手に入れるチャンスがあればチャレンジしてみたいと思ったからです。年末の宝くじのようなものですが、違う点は、もしも当たっても入手できるのは数年後だということです。