Volatility〔有事雑感〕

ほぼ読みスジとは言え、とうとうイランと米国・イスラエルの間で争いが始まりました。子どものケンカや、夫婦喧嘩から始まり、こうした国同士の戦争に至るまで、その根源はほぼ一緒です。自己正当性の堅持と、相手に対する不寛容です。「自」と「他」を分ける要素は色々ありますが、もっとも分かり易いのは「民族」と「宗教」でしょう。どちらも定理が明らかで、差異が際立つ部分であり、いま世界中で噴出している「分断」を決定づける大きな要素になっています。多民族国家である米国でも、イスラム社会との折り合いはなかなか難しく、ましてや権益を左右するような国家間の摩擦は、とても解決が難しい問題でもあります。一人の独裁者による全体主義国家の場合、そこを排除すれば事態は変わる可能性は高いのですが、今回の場合は国の宗教が絡んでおり出口が見えません。
先々どうなるのかが不確定な状況を、マーケットでは「ボラティリティが高い(≒資産価値の変動リスクが高い)」状態だとして、経営者や投資家はセンシティブになります。これからしばらく金融市場は荒れるかも知れませんが、投資や投機に関わっていない一般人にとっても、将来性に対する不確実性が高まることで、消費生活に影響が出てくることは確実でしょう。先ずは物流が滞ることで、急騰する消費財も出てきそうです。いろいろ不自由さを感じる局面が発生しても、慌てず騒がずに落ち着いて過ごしていきたいと思います。そのためにも健康であることを一番だと考えて、無理をせず、生活に留意していくことが肝心だと思います。