二月になりました。先月の話ですが、二年半という遥か昔に発注していたシビックタイプRが、忘れていた頃にようやく納車されました。コロナ禍明けの注文でしたが、その後の内外環境は目まぐるしく変わってしまいました。なかでも大きいのは自分自身のスタンスで、加齢もあるのでしょうが、発注したときに感じていた高速ドライブするパッションは消え失せてしまいました。それでも実車に乗れば気分は変わるかな?という気持ちもありました。このクルマには320PSというとんでもないエンジンが搭載されていて、想像以上に簡単に、それこそあっという間に加速していきます。公道を走る市販車のなかでも最速のモデルの一つになります。いざ乗り出してみると、以前所有していたクルマで、ドイツのアウトバーンを時速240km以上で軽々巡行できていたランチアを思い出させる走りでした。やはり楽しいですが、どうも今の自分には少々ミスマッチでした。おそらく免許証が何枚あっても足りなくなりそうですし、とっさの判断力の衰えを実感しているいま、調子に乗って事故ってしまう危険性も高くなっています。でも、どこにもマニアは変わらずいるもので、ぜひとも買いたいという人が出てきたので早々に手放すことにしました。基本的にクルマの好みは刻々と変化するので、昔は欲しい、乗りたいと思っていたクルマも、時間が経つとそうでなくなってしまいます。最近は多少マシになってきていますが、納車時期の長期化については、嗜好へのベストフィットという点では、あまり良い傾向とは言えませんね。人生の長さは限られているし、元気に運転できる期間も少なくなってきているので、いまでは1~2年の多頻度でたくさんのクルマと出会いたいと感じていますので、今回は無理せずに気持ちを切り替えることにしました。









