Centrist〔中道〕とは

今回の衆院選は、ややオーバーシュートながらも事前に想定した結果で終えたように思えます。外に出かけているときに、駅前などで政党ごとに候補者が演説を行っていましたので、聞こえてくる各々の政策も否応なく耳に入ってきます。内容の好き嫌いはともかく、明確な政策がメッセージとしては有権者の耳には届きやすい、という事は実感としてありました。そこで思うのは、今回の短期決戦で、にわかに作り上げたのが中道改革連合(CRA: Centrist Reform Alliance)でしたが、その選挙結果はご承知のとおりです。そもそも「中道政治」というのは、政治に関心を持った人でもなかなか掴みどころが無く、その政策を言語化して多様な属性を持つ有権者に伝えることは、なかなか困難を極めますね。よく例示されるような「革新的」でもなく「保守的」でもなく、誤解を恐れずに言えば「中庸的」な「穏健的」な政策を掲げる政治勢力、というものを指しているのでしょう。言いかえると「分かりにくい」政策、より卑近な言葉で言えば「どっちつかず」の政策だとも言えるのかも知れません。学校の同級生にもいましたが、嫌われることはないけれど、卒業したら顔も名前も忘れてしまう人間のようなものです。とは言え、しぶといのが信条の政治家ですので、これから恐らくレコンキスタ的な失地回復活動をするのでしょうが、「分かりやすい政策」、この点を改めないと、いつまで経ってもおぼつかないでしょう。