Billboard Live

5月以来空いてしまっていたビルボードライブに行ってきました。自分自身が動ける日程で探したプログラムは、バイオリニストの石川綾子さんのライブです。自分自身はたいした耳も持っていないうえ、バイオリン演奏にも造詣を持っていませんので分かりませんが、バイオリンの流れるような旋律を聴いていると、ふしぎと心身が落ち着きます。その昔はドイツのオペラハウスで、バイオリン演奏会を聴いたとき(信じられませんが、世界的なバイオリニストの五嶋みどりさんで、私の住んでいた片田舎の街にも幾度がおいでいただきました)は、バイオリンでここまで表現ができるんだとびっくりしたことを思い出しましたが、自分的にはまだまだ若かった?ので、情念が心にしみじみと感じるまでには至りませんでした。こうしてみると、音の好みというものは、自分自身の皺の数にも相関しているのでしょう。次第にバイオリンに親しめる年代に至ったということだと思います。石川さんのバイオリンは、若者向けにボーカロイドやアニメ音楽とのコラボで有名になってはいますが、実際にはワールドクラスの実力をもった凄いバイオリニストです。ライブではオリジナル曲含めてジャンルを超えたお披露目をしていました。バイオリンの旋律に自分の身体が喜んでいるように感じました。だいぶバイオリンの世界観に感化されてしまったようです。日本には実力のある大勢のバイオリニストがいるので、機会をみつけて彼等彼女らのライブにも足を運んでみようと思いました。