Walking stick 〔ナナフシ〕

ナナフシ(ナナフシモドキ)の名前の由来を考えているうちに、外国でもおそらく「Seven Segments」あたりが使われているのだろうと勝手に推察していましたが、実際には「Stick Insect」とか「Walking Stick」と呼ばれているようです。ちなみに実際に7つの体節をもっているわけではなく、「たくさんの体節をもった虫」という意味合いで、まあ日本的というか科学的ではない命名だそうです(実際にはもっと多くの体節をもっています)。理念的な言語では、たとえ比喩でも数値を表す言葉は使いたくなかったのでしょう。ポッキーのような胴体は、言うまでもなく小枝の擬態で、鳥などの捕食者から逃れるための知恵です。笑えるのは卵も植物のタネのようなシェイプで殻に包まれています。卵のときから擬態が始まっているというコスイもとい優れた戦略で、万が一卵が捕食されても、無傷のまま糞でそのまま排泄されるようです。人の世界では、なぜか隠れる、逃げるというと卑怯者のそしりを免れませんが、生物界では、いわゆる卑怯者こそが種の存続のためには有効な要素なのです。