OLD LENS 2024_2〔H.ZUIKO AUTO-W 24mm 1:2.8〕

オリンパスはカメラ事業の売却によって、その経営権をOMシステムに譲りましたが、その昔はオリンパスの優れた光学技術を活かした、素晴らしいカメラやレンズを作ってきました。35ミリ・フィルムカメラについても優れた製品が沢山ありました。とりわけ小型化技術に秀でていて、そのDNAは今日まで残っています。フィルム一眼レフもコンパクトで堅牢なシステムで作り込まれていて、多くのファンに愛されていたようです。そのレフ機のマウントは「OMマウント」と呼ばれ、マウントアダプターを介して、現代のミラーレス機で、その性能を復活させることができます。手許にあるミラーレス機はソニーEマウントAPS-C機と、マイクロフォーサーズ機です。OMマウントレンズの焦点距離は、35ミリ・フィルムカメラ用ですので、APS-C機で使う場合は、焦点距離が1.5倍、マイクロフォーサーズ機の場合は2倍となります。オールドレンズとカメラ機種の組合せを、同じ1:1にしようとする場合はフルサイズセンサー機を使う必要がありますが、わたしの場合はフルサイズ機を使わないので対象外です。APS-C機やマイクロフォーサーズ機を組み合わせる場合、必ずしもデメリットばかりではありません。レンズのもつ最短撮影距離は変わりませんので、焦点距離が伸びた分、本来の使い勝手より「寄れる」レンズに生まれ変わります。さらに言えばレンズ周縁部は使わなくなるので、オールドレンズの一般的弱点でもある周縁部の解像度の影響を受けないというメリットも加わります。とりわけ広角系のレンズでは、それらの特徴を活かして使うことができます。今回ご紹介する「OLYMPUS OM-SYSTEM H.ZUIKO AUTO-W 24mm 1:2.8 」もその一つでしょう。おそらく1980年頃の製造です。その時代にも拘らず、24mmで且つコンパクトな躯体に纏めています。25センチまで寄れるのに加えて、その描写力はなかなか大したものです。