SUWA Walk 3 <諏訪行脚3>

上諏訪の街を徘徊していると、至るところで木の壁が目につきます。街角スナップシューターとしては、木の壁、煉瓦の塀などを見つけると、日本全国どこでもシャッターを押すように、DNAにプログラミングされていますので、諏訪行脚はそういう点でも忙しかったと云えます。下界(首都圏)ではこうした風景はめったに見つからないのですが、諏訪にはまだ多く残っていました。四方八方が森に囲まれている一帯ですので、木の壁の材料には事欠かないはずですが、物流や職人のリソースなどを考えると、いまでは殆どが輸入木材や煉瓦だと思います。何と無駄な悲しい話だけれども、それが現実です。今回、見て回った木の壁の多くは杉板材でした。諏訪の冬は厳しい寒さになると思いますが、空隙の多い杉板には遮熱要素もあるので、コンクリやモルタルよりもずっと暖かさが逃げない材だと思います。余談ですが拙宅でも国産杉板材を外壁や床材に多用しています。柔らかいので傷は付き易いのですが、厳寒期でも裸足に感じる柔らかみ暖かさを実感しています。調湿力も高く結露などにも強いです。おそらく諏訪でも考えられて使われているのでしょう。