Cicada 〔ニイニイゼミ〕

マンションの裏庭がちょっとした雑木林で、草刈を市のシルバー人材センターに頼んだところ、えらい廉価でやってくれました。有り難いと思う反面、労働力不足のなか、こうしたシニアに対しての労働力の搾取には首をかしげる気も思わずにはいられません。さて、刈り取られた庭木を眺めていたら、ニイニイゼミの抜け殻がみつかりました。ミンミンゼミやアブラゼミのそれとは異なり、全身泥だらけの抜け殻です。つまり湿った柔い土壌に好んで棲息しています。昨今、都市部の公園では、シニアボランティアを中心に除草作業が進められているところが多いのですが、整理整頓が好きな真面目なシニアたちは、落ち葉なども片っ端から掃きとってしまいます。落ち葉がない土は乾燥し、堅くなってしまいます。結果的にニイニイゼミの棲み処は、どんどん狭まっていきます。ただでさえ平均気温は上昇し、乾燥化が進んでおりますので、遠くない将来、私たちの身近からニイニイゼミが珍しくなることを危惧しています。