旅と人間

冒険小説を読んだからという訳ではないですが、どうも最近は自分自身が縮小均衡に向かっているような気がしてなりません。分かりやすい別の言葉を使うと「冒険心が失われつつある」と云う状況が正しいように思えます。目先の事象ばかりに追われていて、スコープが欠けてきているため、喜びもごく限定的なものになっているようです。それを打破するためには(=現状に甘んじるのを止めるためには)何かしら動くことが必要ですね。物理的に自分を動かすことで視界が変わるのならば、旅というのはあながち悪い手段ではないと思います。旅に出たからと云って、何かのベネフィットが目に見えて手に入るわけではありませんが、立ち位置を変えていくことで見えてくるものは少なからず有ります。