中古ながら、レンズも新たに調達したこともあり、α350をぶら下げて横浜中華街まで写真行脚に出掛けてみました。集中力が失せてしまうので、通常はレンズを三つ帯同することは滅多にいたしません。どんな組み合わせでも、使い勝手のいいマクロレンズは帯同したいことろです。60mmタムロン、50mmと30mmの純正マクロ、いずれかを持って、あとは35mm、50mmあるいは85mmのどれかという組み合わせになります。マクロ同士の組み合わせも可能なのですが、30mmは別として、街の風景などのAF撮影はどちらかというと不得手なので、やはりマクロ+短焦点レンズ、とかいう組み合わせが無難でしょう。標準ズーム(18-55mm)もあるにはあるのですが、自分の感覚ではズームレンズを持ち出す気になれるのは、オリンパスと富士フイルムだけです。他のカメラや古いカメラは単焦点しか使う気になれません〔偏見かもしれませんが〕。さて、今回の行脚で驚いたのは85mmの描写力です。シャープなことは以前にα57(TLM+CMOSセンサ)と組み合わせたときに知っておりましたが、このレンズが十三年の前のモデルとは思えません。とりわけ驚いたのは妙にそそる色彩です。これが果たしてCCD素子固有の色合いなのかは分かりませんが、理由はどうでも良くて、いい絵が出てくれば個人的にはそれで充分です。しかも、このシリーズのソニー短焦点レンズは、プラマウントの効果もあってコンパクトで軽いので、レフ機固有の「重さ」をほとんど感じさせない組み合わせになります。重ねて特筆すべきは、MFD(最短撮影距離)です。85mmのくせに60センチまで被写体に寄れます。(姉妹モデルの50mmも34センチまで寄れます)このようなスペックのレンズは他に聞いたことがありません。歳をとってくると、こうした古くとも良い働きをするようなツールにリスペクトを感じ、惹かれるようになって参ります。もしかすると「自分もこうありたかった」とかいう郷愁の裏返しかも知れません。









