GRⅢ HDF 3

自分には広すぎると勝手に思っていましたが、28ミリはいい感じです。いわゆる切り取りには広すぎますが、テーマと背景という構図だと、とても自由度があがる画角になりますね。加えて今はイメージコントロールをあれこれ弄りながら、何が一番フィットするのかを模索中ですが、やはり個人的には「ポジフィルム」と「モノクロ」が好みです。「ネガフィルム」は印象が弱くなり、ちょっと自分の方向性とは違う感じがしました。BW(モノクロ)はけっこう設定を弄っているので、気に入ったショットも出てきました。それと、ようやく「HDF」の出来映えが何なのか分かりかけてきました。ハイライト部分のにじみは、功罪半ばだと思いますが、出てきた絵の印象から云うと、ぜんぜん有りですね。写真を始めたころは、物でも風景でも、なんでも鮮明に描写することが正義だと信じていましたが、齢もとって、眼も弱くなって、あまり細かな違いはどうでも良くなってくると、むしろ一枚の絵を俯瞰したときの雰囲気というものの大切さを感じるようになってきました。ハイライト部分は、人間の知覚のなかでは、しっかり見つめるというよりも、空気感のようなものを把握できれば十分だと感じていまし、その空気感は他の被写体にフィルタリングするような存在であるべし、と理解すると、HDFの絵作りは決して間違ってはいないようにも思えます。これから被写体をたくさん写してみて、そのことを確認していきたいと思います。