夏の高尾行脚

夏は暑いものだと思っていても、今年はまさに異次元な暑さが続いています。自然観察会など戸外活動もさすがに必須のもの(=すでに参加表明をしているイベント)を除いては、原則として炎天下の行脚は中断しているのが7月の情勢です。新たな職場の通勤はやむ無しですが、それでもカメラを携えての寄り道は、全くできない通勤に終始しています(都心への通勤に比べると食指が伸びる被写体やエリアがない)。おそらくこの先も似た感じで推移していくのでしょう。先の週末に(これもずっと前に参加表明してしまったもの)に、無理を押して高尾山日影沢に行きました。無事に帰って来られるのが心配しましたが、風もあって場所が沢筋だったもので、意外にも暑さがしのげて助かりました。日差しを避けさえすれば、暑い時期でも何とかなると感じた次第です。とは云え、厳しい環境であることには変わりなく、それに対抗できる体力があるのかが心配です。8月に入ると湿度も更に高くなって、逃げ場も無くなる可能性も高いと思います。とにかく先ずは「日照を避けること」それに尽きるのかも知れません。高尾山日影沢のキャンプ場にある水飲み場で、屋根裏にへばり付いていたナナフシですが、擬態できる枝先ではなく、場所が場所だけに危険なほど目立っていました。おそらくは、あまりの暑さに日陰に逃げ込んだのでしょう。暑いと判断力が鈍るのは人間だけではありません。

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