XBB.1.5

葉ザクラの季節になり、ようやく世の中は(花粉症は別として)マスク外しの方向に向かっております。自分も近所に出かける際は、たまに付けなかったりする事も増えてきました。5月の連休明けには、感染法上の取扱いが、2類から5類相当に変わる(=季節性のインフルエンザ並みになる)ことが決まっています。このまま収束してしまえば楽なのですが、またもや嫌な話が聞こえてきました。「新型コロナ第9波がもう来ている」とかいう感染症の専門家の話です。昨年大騒ぎした変異株(BA.5)は、すでに集団免疫化が出来上がっているようで、いまでは目立った感染拡大はなくなりました。その代わりに、先月から新変異株(XBB.1.5)が急拡大しているというのが、第9波の話がでてきた背景です。この新変異株の面倒なところは、感染力が強いだけでなく「免疫回避力」が強力な点です。別の言い方をすれば、今までのようにワクチン接種が予防策になりにくいという性質です。三年が過ぎ、ワクチンと変異株のいたちごっこは行きつくところまで来ている感じで、もうカード(ブースター接種)は切れそうにない情勢です。気になったので、XBB.1.5の重症化率をググってみましたが、サンプルが少ないせいか、あまり役立ちそうな情報は得られませんでした。何はともあれ、もはやワクチンは頼りにならないので、古典的な対応策、手洗い・うがいとマスク、そして三密回避で予防していくしかなく、おそらく今後は、罹患してから薬の処方で対処することが主軸になるのでしょう。

近所の散歩で写した桜、個人的にはこれから咲きだす八重桜が好み