Vol.35
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□□□□□□□日和見アングラーの魚と自然のエッセイ□□□□□□□
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Vol.35 99/10/09
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INDEX
1)デュークルポ:
2)独断釣場情報:
3)HP更新情報:
4)日和見口上他:
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★はじめに
なかなか時間が作れませんでしたが、ようやく35号の配信が出来ま
した。今回は外来魚の話を中心に、いくつかのエッセイを入れさせて
頂きました。ヒトも魚も「ガイアツ」に押されてなかなか大変です。
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★デュークルポ:
@日本では生みっぱなし:
こういうフレーズではチョット分からないでしょうが、魚の世界の
話です。いまや日本の淡水域は密放流や生簀からの流出によって、
帰化種と呼ばれる外来魚によってほぼ制覇されつつあるような感じ
です。
環境破壊や流域開発にともなって河川環境が変わっていると同時に、
帰化種の増大によって、生物相そのものも大きく変わってきており
ます。自然の中に定着した外来淡水魚は25種以上おり、純淡水域
に生息する淡水魚の六種に一種は既に外来魚です。
これらの帰化種が増えてきている理由は、彼等が日本の在来種に比
べて優位種であるためですが、実はその大きなポイントは「子育て」
にあります。たとえば世間一般では「害魚」とされておりますサン
フィッシュ科のブルーギルとブラックバス。
彼等は春から初夏にかけて産卵しますが、その際オスが岸辺に産卵
床を作って、メスを迎えいれて産卵したのち、卵や稚魚をほぼ絶食
状態で保護しつづけます。この期間はブルーギルで2〜3週間ほど
ブラックバスで約一ヶ月間にもなります。
日本の湖沼には魚食性の在来種は少なく。卵や稚魚達が食べられる
危険性は少ないのですが、彼等は産卵期になると必死で卵に水を送
り、稚魚の群れに少しでも近づく多種をおいはらうわけです。
地元の北米では、サンフィッシュ科がカワカマスやウォールアイ等
含め四種は居て、どれが強者というわけではなく彼等は日々食うか
食われるかという緊張感をもって生活したわけですから、この日本
の淡水系はまさにヘブンというわけです。
また食用として日本に持ち込まれたテラピア類のうちナイルテラピ
アとモザンビークテラピア(カワスズメ)も、メスが卵や孵化した
仔魚を口にくわえて保育します。
この習性はマウスブルーダ-といわれておりますが、とても効率が
よく、親の口から出て自由に泳ぎ出す頃には8ミリほどにもなって
すぐにも動物プランクトンや藻類などを食することが出来ます。
それから最近は河川改修による産卵場所の減少で激減しております
が、ライギョ類(カムルチーやタイワンドジョウ)も卵や稚魚を保
護する繁殖方法を持っております。
湖沼や河川の岸の水面に水草が茂っているような場所に、雌雄がも
んどりうって丸いプールのようなスペースを作って、そこで産卵致
します。
孵化まではたった2〜3日で、稚魚の成長も速く、プランクトンを
食べつづけて、あっというまに3センチを越えます。その間、雌雄
は稚魚の群れの真下に陣取って、稚魚に近づく全てのものを排除す
る行動を行ないます。
このように外来魚はもともとタフな環境下で生きてきたため、子育
てに対してとても手厚い気遣いをいたします。
この結果、生みっぱなしでなにもしない在来種よりも、仔魚や卵の
生存率(歩留り)が高くなり、生物相的には優位種となってしまう
というわけです。
同じような例では、グッピーやカダヤシは卵胎生であり稚魚を産仔
しますし、チョウセンブナは気泡で水面に巣を作って子育てします。
流下卵という寒天質に包まれた大きな卵を生むソウギョやハクレン
なども子育ての保護行動のひとつかもしれません。
いままでは日本の淡水環境はクローズされていて、天敵も少なく生
みっぱなしでも、穏当なコミュニティ(環境)のなかで温もってい
れば、それなりに問題はなかったわけですが、魚の世界でも、良い
悪いは別にしてグローバル化の洗礼を受けて、競争力のない魚種は
駆逐されはじめました。
一方、ヒトの世界に目を向けますと、日本では小学校での「学級崩
壊」など、いろいろと子供達に問題が出てきております。紙面では
教師の指導力不足云々とか言ってますが、個人的には90%家庭の
問題だと確信しております。
「子育て」をキチンとやらないと、種は衰退し滅ぶということを肝
に念じて、家庭での教育に対して、もっともっと真剣に考えなくて
はいけないのかも知れません。
A先日、葉山のボート釣りでサバを釣り、それを食べたところかなり
旨かったことが気になって、サバのことを調べてみました。
大分の関アジ、関サバは全国ブランド化しておりますが、三浦半島
のサバもその筋では結構有名なブランドだそうです。
尾びれが黄色がかって、全体に金色のラインが走っているやつを
「松輪のサバ」として流通してますが、脂がのっているのに嫌みの
ない味だということで、ここ十年ほど口コミで高い評価を得ている
そうです。
ポイントは浦賀水道で一本釣りをするという点、網で取らないので
魚体が傷つかないうえ、水揚げしてすぐに氷詰めにしてしまうので
鮮度が高いということにつながるそうです。
築地経由で寿司屋や高級料理店向けに送られるわけですが、キロ当
り2000円という浜値は一般のサバとは比較になりませんね。
B長銀も米国資本の翼下にはいってしまいましたが、そのことでちょ
っと前の新聞に出ておりましたことを思い出しました。
それは日本国の象徴でもある皇居のお堀で、外来種のブルーギルが
皇居外苑の堀の最大派閥になったとかいう記事です。
97年の秋に環境庁が実施した調査の結果では、ブルーギルがモツ
ゴやジュズカケハゼなどの在来種をおさえて、何と47%の勢力を
占めることとなったそうです。
これは、前回93年の調査では17%だったそうですから約三倍と
いう凄い増え方です。
13あるお堀のうち8っつに侵食しており、ブラックバスの生息も
93年の調査では4堀だったのが8堀へと増加しているということ
です。
これらの外来二種が居る8堀では、在来種のモツゴやハゼ科の小型
魚がほとんど見られなくなっており、そこでは大きく生態系が崩れ
ていることが報告されております。
これは稚魚や卵がブルーギルにやられて、成魚になってからはブラ
ックバスにやられるという、在来種は生涯の全ステージで危険にさ
らされるためで、在来種の個体数はダブルでダメージを受けたこと
が分かります。
皇居のお堀で起きていることは、何やら生態系のみならず日本全体
で起きていることを象徴しているようです。
C先日、環境庁が98年度に行ったダイオキシンの全国緊急一斉調査
結果レポートが新聞に出ておりました。
なかでも興味深かったのは、都市部での魚類と水底の泥の調査結果
でした。東京神田川(柳橋)のコイから1グラム当たり30ピコグラ
ム、多摩川(六郷橋)のマルタウグイから24ピコグラムと、いまま
での調査結果の最高値16ピコグラムを大きく上まわる数値が検出
されております。
また水生生物への影響が大きいとされている、水底(泥)のダイオキ
シン濃度は、大阪の天保山渡で1グラム当たり260ピコグラム、
神田川(柳橋)で200ピコグラムが検出され、これも従来最高値の
160ピコグラムを超えております。
大気や土壌からの数値については、前回の結果から大きく悪化して
いない点と比べますと、環境中のダイオキシン類はとくに水系への
影響が大きいことを示唆しているようです。
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★独断釣場情報(デューク氏が独断と偏見で釣り場情報を予測)
今年は10月の始めまでかなり暑い日が続きました。当然水温も高い
ままですので、11月まで高水温の続いた昨秋のパターンになること
が予測されます。山場は後ろにずれるかも知れませんね。
@鶴見川△:高水温のため依然としてセイゴクラスが多い様子。もう
少し時間がいるかも。水色は良好。
A多摩川△:情報無し。
B相模川○:神奈川の河川では一番期待が持てそう。銀河大橋周辺が
比較的安定している。
C片瀬川×:時期は11月後半〜12月前半に集中、と見ている。。
D狩野川◎:10月に入ってポツポツ出始めている。行くしかない!
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★HP更新情報(拙ホームページの更新情報)
http://www.ops.dti.ne.jp/~fukunaga/
・リバーサイドカフェに「我が家のコメットさん」を追加しました。
久々のペットはヒーリング効果を感じます。
・Gaiaに地球村ワークショップの話を二話UPしました。ちょっと
重い話かも知れませんが…
・メルマガのバックナンバーを、最新号まで全てジオシティーズ分室に
移しました。今後はメルマガ関連コンテンツはここに集結していき
たいと思ってます。分室BBSには予告やいい加減なメッセージなど
の情報をいれますので、よろしければ一度覗いて見てください。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1200/
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★日和見口上(デューク氏の身の回りの事柄から)
シーバス同様、暑さ嫌いの小生にとってはようやくホッと出来る時期
になってまいりました。芸術の秋ということで、意外でしょうが美術
館めぐりをしたいと思っております。もちろん海や河川の風景画や魚
の絵などが大好きです。
釣りの方は、先日の葉山ボートで疲れたので、やっぱ海釣りはしばし
お休み。汽水域もふくめて河釣りに特化することに致しました。
秋のターゲットはずばり二つです。コイフライ80UPとシーバスで
スズキサイズの確保です。多摩川や鶴見川という近場も手軽で良いの
ですが、どうも気合が入らないので、相模川以西のポイントを開拓し
たいと思っております。
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