
| ■2012年7月28日 (土) のらくろ便り_p |
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夏休みにやるべき野良作業は二つ、先に述べたクズを始めとした雑草刈りと、もう一つは秋蒔き用の畝作りです。放置しておけば雑草だらけになってしまう畝では、そもそも不耕起農法などと云うのは絵空事です。 雑草防止のビニールマルチは今まで小馬鹿にしていましたが、さすがにこれだけ雑草が伸び放題ですと頼りたくなって来ます。少なくともサトイモのように長期間育てる作物の場合はビニールマルチは大いに役立ちます。今年はもう手遅れですが、来年作るサトイモ畝は黒ビニールマルチを敷いてみようと考えております。人参にも有効かも知れません。 畝の土の物理性(ふかふか団粒構造)はまだまだですので、土壌改良用に堆肥を鋤きこむ予定ですが、今年は自家製堆肥を作り上げるゆとりが全く無かったので、今回は購入堆肥を施用することにします。入手するのは地元産ですが、念のため放射線量はチェックしてから鋤き込みます。 |
| ■2012年7月27日 (金) OspreyD |
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岩国に陸揚げしてから更に世間の逆風は凄くなっていますが、天邪鬼をモットーとする、わたしなりの日和見的行動指針の一つとして「全員一致というものは疑ってかかれ」というのがあります。今やどこの新聞でも似たような批判記事を載せていますが、紙面だけ見ていると日本人すべてが配備に反対している様にも思えてきます。考えが違う自分は間違っているのではないか…。マスメディアの怖さはこういうところにあります。たぶん軍政下でも各紙このような感じだったのでしょう。 沖縄の新聞あたりは最先鋒と思いきや、意外なことに石垣島の新聞では、もう少し違ったトーンの論説がありました。小さな新聞社ですが、論点を正確に捉えてOsprey問題を取り上げています。同じく地元の八重山毎日新聞社は、こちらは逆にOsprey配備反対スタンスとなっていますが、本来あるべきは多種多様な見解だと思いますので、健全な姿だと感じました。 八重山には米軍施設はない代わりに、南シナ海の向こうには軍備大国が控えています。ひとたび事が起きれば矢面に立つ場所でもあり、彼らの立ち位置は微妙なところにあります。一口に沖縄と云っても、先島諸島と沖縄本島とでは見解や意識が多少相違していることが結構あります。日本という塊を一括りできないのと同様に、沖縄という括りも意外と複雑だと思います。 |
| ■2012年7月26日 (木) iPad雑感 |
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昨年買ったときは、人を食ったインターフェイスに文句ばかり言っていましたが、一年間、四六時中カバンにいれて持ち歩いているうちに、今や手放せないツールになって来ました。 使っている機能はまだ限定されていますが、いつでもどこでもと云うユビキタス性はさすがだと思います。移動中に行うことは、メール、ウェブ閲覧、メモ、辞書、地図ぐらいですので、その辺りのソフトウェアはそれなりに揃えているのでとても便利です。使っているなかで、アレが出来ればと感じることも幾つかありますが、それはパソコンに任せれば良いかと割り切るようにしています。 最近は7インチディスプレイのタブレットが増えて来ました。液晶サイズを圧縮したiPadミニも秋頃には発売されるとかいう話もありますが、小さい字が辛くなりつつある世代の人間としては、大きからず小さからずの、この微妙な液晶サイズはとても好ましく感じています。 |
| ■2012年7月25日 (水) 2012夏 |
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先週の梅雨明けからしばらく低温が続いていましたが、ようやく暑さや湿気も戻って、日本の夏らしくなって来ました。つくばの研究所では、節電のために棟ごとに輪番制で夏期休暇をとるようで、わたしの事務所のあるところは来週から早々と夏休みになります。個人的にはもう少し8月に入り込んでから(=バテ始めてから)夏休みに入りたかったのですが、なかなか思うようにはいきません。 梅雨明け前は暑かったので、今年の夏は猛暑ではないかと心配していますが、案の定、本日気象庁から出された三ヶ月予報では、気温が平年以下になる可能性は低いとのことです。降水量も少なめの感じで、けっこうそれなりに厳しい8月になりそうです。今の勤め先では、8月もヒマにはならないので、涼しいところに逃げる余地もなさそうです。 早くも何となく胃が疲れ気味なので、サプリメントと睡眠でだましだまし乗り切るしかありません。 |
| ■2012年7月24日 (火) Hekusokazura |
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今年の夏はそれなりに暑いと思われるのですが、多摩の方の自宅ではまだエアコンのお世話にはなっていません。外断熱プラス焼き杉外壁という建物構造に依るところが大ですが、個人的には緑のカーテンの効果も小さくはないと思っています。今年で四年目になるグリーンシェードは、もう拙宅の一部になった感もあります。普通はニガウリやアサガオなどで作るのでしょうが、拙宅のケースは多種多様。琉球アサガオ、ミツバアケビ、ヤブガラシ、キュウリそして今年からはカラスウリが我先にと伸びています。ここに参入して来たのがヘクソカズラ。酷い名を付けたものですが、葉や茎を揉んでみると、なるほどと納得する臭さです。 この植物、もともとは潔癖症なのか、這い上がってくる虫たちを嫌っているようで、けっこう可愛い花の中に毛をたくさん生やして(鼻毛ではなく花毛)蜜を奪いに花のなかに入ろうとする虫を防御したり、葉や茎の汁を吸われないように組織内に臭気成分をもつようにしました。葉や茎を傷つけるとガス化して虫を追っ払います。いわばスカンク戦略をとっている植物です。 ところが上には上があって、この草を専ら狙うアブラ虫がいます。彼らは臭いをものともせずに汁を吸って育ち、しかもすごいことに、彼らは体内にこの臭気成分をキープすることで、テントウムシなどの天敵から身を守っているのです。スカンク戦略は呑んでかかる上手がおりました。 |
| ■2012年7月23日 (月) のらくろ便り_o |
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もう一つ、目立つ雑草がメヒシバとセイタカアワダチソウです。メヒシバ(女日芝)は軟くて、草丈もさほど高くならないのですが、いくら耕しても残った根から再びゾンビのように再生してくる厄介者です。柔らかいので、鎌も上手にやり過ごすし、茎を這わせて節から発根して、あらたなグリッドを築いてどんどん広がる戦略です。根が一か所だけにないので、風雨や耕耘などの外部衝撃などで分断されても、しっかり生き残る戦略です。野良仕事をしていると、こういった植物の賢さに唸ることが結構あります。阿呆の代表はセイタカアワダチソウ。一時期は空き地という空き地を席巻していましたが、いま生えているのは、黒川菜園のように空き地化して日が経っていない場所です。これほどまでに凋落してしまったのは、この草の持っている毒素(DME)。根に有って、他の草の発芽や成長を妨げる作用をします。ところが何代にもわたって空き地を占拠しているうちに、自らの毒素で滅んでしまったという訳です。これまた、他人に対し毒づいてばかりいると、いずれは自ら墓穴を掘るという、実に示唆に富んだ事実を教えてくれる植物です。 さて、肝心の夏野菜もぼちぼちと収穫開始。インゲン、オクラ、エダマメは順調に育っています。ピーマン、ニガウリ、カボチャなどはこれからですが、どうも地這いキュウリの出来栄えはイマイチのようです。どうしても、実がくるくると丸まってしまいます。味は変わらないはずですが、やはり見映えと云うのは味覚的にも重要だと思います。丸まる理由は不明ですが、勉強して次回は上手に育てたいと思います。 |
| ■2012年7月21日 (土) のらくろ便り_n |
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七月に入り、黒川菜園ではクズを始めとして雑草群はますますパワーアップ、台湾出張などで隙を作ると、この機会を見逃さずにのさばって来ました。さすがにこの時期になると、汗だくで長柄鎌を振り回しても絡みついてなかなか手に終えません。来年はマジで刈払機を購入することを考え始めました。(買ってしまうと置き場所に困る…) 炎天下に汗だくで退治しているクズですが、良く見てみると三小葉は空に向けてピンと立っています。実はこれ、クズなりの暑さ対策のようです。クズは賢い植物で、葉の付け根に水圧式の葉を動かす装置を備えています。葉枕(ようちん)といいます。光合成をするために陽光は必須ですが、夏場の直射日光は強すぎて組織にダメージを与えかねません。そのために装置を動かし、葉を立てて光線をいなす働きをしています。逆に夜間は光合成もできないので、蒸散をさせぬために葉を垂らしています。昼寝や夜寝をしながら自らを守るのが彼らの戦略、クズのような奴ではなく、とても賢い植物です。 賢いので、盛夏まではひたすら陣地を広げて、地下茎などの組織への栄養を貯めるのは、そこから晩秋までといったように、投資とリターンの時期を明確に分けているようです。したがって、今まで蓄積してきた栄養を、目いっぱい使っている夏場がもっとも草刈りの好機なのです。消耗戦になりますが、この夏は投資せずに鎌を振り回して、クズとのバトルを続けていく予定です。 |
| ■2012年7月20日 (金) ウキクサA |
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演歌にもあるように「浮草」とかいうとフラフラしていて危なっかしいイメージがありますが、実態はなかなかどうしてシブトイ植物です。構造的にはクラゲ状に水面に浮かぶ丸い葉から、根が水中に垂れ下がっている訳ですが、よくよく考えてみると葉から根が出るわけはありません。 ウキクサの葉は退化しているようで、葉のように見えるものは実は茎であり「葉状体」と呼ばれているようです。葉状体内には細分化された空気室があって、これで水に浮いています。裏表も微妙に違っていて、裏側は水に吸着しやすくなって、表面は細かい毛が生えていて水をはじく構造になっています。裏表にはならないような工夫がされていて、しかも垂れている根は、錨のようにボディを安定させるために、根の先端はオモリのように膨らんでいます。なかなかしっかりした設計です。 そして冬は凍らぬように、秋に新芽を出してから葉状体を枯らし、水底に沈んで越冬する知恵ももっています。このようにウキクサの生活史は、いい加減なものではなく、したたかに計算されたものであることが分かりました。拙宅ビオトープにやってきたのはホテイソウの根についた、種ではなくウキクサの冬芽だったようです。 フラフラと定まらない生活をしているのは人間の話で、比喩されたウキクサは実はしっかり者でした。 |
| ■2012年7月19日 (木) ウキクサ@ |
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拙宅ビオトープに、いつの間にか出現したウキクサについても一言コメントしたくなりました。無から有が生じることは有り得ないので、どこかに種子?が付いていたという事になります。ビオトープに使ったタフ舟は新たに購入したものなので、可能性は底土かホテイソウしかありません。 思い出すと、底土はそのあたりにある地上の土をふるいにかけて入れましたので、これも水草の種子が混ざるとは思えず、やはりホテイソウの根についてやって来たと言うのが正しい分析だと思います。そもそもウキクサには種子というか、花なるものが有るのか無いのか?というところから調べてみました。 わたし自身、ウキクサの花を見た経験が無いのですが、やはり花は滅多に咲かぬようです。増えるのはもっぱら自己増殖(栄養生殖)で、ホテイソウ同様にどんどん個体が増殖していくようで、ひと夏で400万倍とかいう信じがたい調査報告もあります。これまた増えすぎて水面を覆い、遮光してイネの生長を妨げることで、やはりお百姓さんからは嫌われている植物でした。 |
| ■2012年7月18日 (水) 布袋葵B |
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大掛かりなホテイアオイの処理は、池沼をもつ自治体でもやっていますが、焼却処分よりも堆肥化するのがエコだと思います。わたし自身も黒川菜園を始めたこともあり、堆肥はいくらでも欲しいところですが、残念ながら堆肥ケアする時間がありません。沖縄県の農業試験場で行った調査では、ホテイアオイの水中窒素除去能力は確認され、堆肥化した時の施用効果も牛糞堆肥などと比較しても、まずまずとの見解がなされているようです。リン酸の吸収力の高さも、堆肥的にはバランスが良い構成になる話です。面倒な循環サイクルを厭わず、水中に放置して腐らせることさえ避ければ、ホテイアオイは水質浄化には有効な水草と言えるでしょう。調査結果では、理想は20日サイクルの間引き(間伐のようなもの)が有効なようです。 拙宅のセコいビオトープでは、そんな面倒はないので定期的に堆肥に混ぜ込むことで対処して行く予定です。 |
| ■2012年7月17日 (火) 布袋葵A |
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そんなことは百も承知で、今年も拙宅簡易ビオトープには一株ずつ放り込みました。トクサとコウホネを入れる予定でしたが、春にコウホネの良い株が見つからなかったので、止む無くホテイソウを使いました。(安さに目が眩んだという説も…) 吸い上げる力で水質浄化させる事をイメージしたので、鉢植えにしてからビオトープに沈めましたが、増殖速度は浮かしている時とあまり変わりません。梅雨に入り、気温が上昇し始めたところで2株が3株と増え続け、どこから来たのかウキクサも出現し、何時のまにか水面がビッシリ埋め尽くされてしまいました。本によると、条件次第では1シーズンで1株が350万株にも増えるとか云うことが書かれていました。物凄いパワーです。 ビッシリになると直射日光対策としては悪くないのですが、池のなかが真っ暗になるため、オタマジャクシやメダカの成長にも芳しくないので、数株は切り出して地上で鉢植えする事にしました。 地上の鉢植えでも其れなりに育つという事を実証したい点と、これだと冬越しが出来ると聞いたからです。毎年、店で買うよりもお得だと云う狙いもあります。 |
| ■2012年7月14日 (土) 布袋葵@ |
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梅雨も後半に入り、あらためて、わたし自身が蒸し暑さに極めて弱いということを感じさせられました。そんな中でも元気な植物はおります。 その一つがホテイソウ(ホテイアオイ)。水に浮くために膨らんだ葉柄が、七福神の布袋様のお腹を連想させること。そして葵に似た葉をつけることで、この名が付いています。外国では視点が異なるのか、花の様子からWater Hyacinth(ウォーターヒヤシンス)などと言われているようです。名前だけ聞けば、ネガティブ要素は感じられないのですが、実は環境省のカテゴリーでは「要注意外来生物」に選ばれております。恐るべきは、その繁殖力で、どんどん株が増えていって、アフリカにある巨大な湖、ビクトリア湖がこの植物に埋め尽くされたことは、以前に拙HPでも取り上げたことがあります。 そんな存在を環境省が特定外来生物としない理由は、昔からこの植物が日本の金魚文化の中に取り込まれているためかもしれません。あとは今のところ、冬越しができない事もあるでしょう。でも、近い将来、温暖化で戸外でも越冬が出来るようになれば、取扱いは変わってくるはずです。 |
| ■2012年7月13日 (金) ゴキ君番外編 |
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ゴキ君が好むのは、水気があって暑い場所、エサがあれば更に好適ということで、屋内ではキッチン周りに出没しますね。たしか、40〜50年前ごろは「ゴキブリ亭主 」という言葉がありました。用もないのに台所をうろちょろする旦那を揶揄した表現で、この当時はまだ「男子厨房に入ることなかれ」という社会的通念がわずかながら残っていた時代だった事がしのばれます。 今も昔もゴキブリは繁栄をきわめていますが、オジサンたちの権威は失墜し、キッチンでの皿洗いをやっている様子を、子どもたちはごく日常的な光景としてみているはずです。たしかゴキ君の名の由来は「御器(ごき…食器のこと)かぶり」が訛ったものだと言われています。昨今、食器を洗っているオジサンは、やはりゴキブリ亭主?なのかも知れません。 |
| ■2012年7月12日 (木) ゴキ君B |
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そうは言っても、個人的には目先のゴキ対策に取り組まざるを得ません。モグラ叩き風にゴキスプレーに頼っても詮無いので、テキの嫌がる環境づくりが基本となります。ゴキ君の好きな環境は、暑くて湿気の多い環境、すなわち石炭紀のそれです。よって、そこから出来るだけ遠い環境に近づけることが必要です。 具体的には、冬は出来るだけ屋内を寒くする(寒さに弱い)。年間を通して水場を濡らしておかない(濡れている場所を作らない)。餌となりそうなモノは特に夜間、表に出しておかない(タッパーや袋に密封する)。生ゴミも袋に密閉しておく。トドメとして梅雨入りから晩秋まで毒エサ(ホウ酸ダンゴ等)を屋内各所に仕掛けておく。これらをやれば、絶滅は難しいですが、彼等の数は少なくとも自宅内からは減る(居心地の良い家屋に移る)はず?です。 我が家でもやる予定ですので、もしも効果が出れば秋にレポートいたします。 |
| ■2012年7月11日 (水) ゴキ君A |
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彼らが出現したのは約3億年前の古生代石炭紀で、周りには巨大なシダの木や巨大トンボが飛び交っている様な時間軸です。その時からシダの森林の林床をうごめいていたゴキ君。貴重さを感じる人間は殆ど誰もいませんが「生きている化石」とも言える存在です。 その時から身体は扁平で、動きも素早く、そして何より貧弱な食糧環境でも耐えて生き延びるタフネスさ、またカプセル状の卵鞘(らんしょう)に多くの卵を蓄え、乾燥から子どもを守るという繊細さも合わせ持っています(卵胎生に進化した種もおります)。こう言った基本設計が奏功して、今日までしぶとく生き永らえている(というより繁栄し続けている)わけです。 どう贔屓目にみても、ホモサピエンスが3億年先まで、このまますんなり繁栄を続けるとは思い難いし、ましてやノーモデルチェンジで行き着くとは思えません。先々、愚かな所業を改められずに、いつの日にかヒトが滅んだとしても、ゴキ君たちの多くは大して困らずに繁栄し続けることでしょう。 |
| ■2012年7月10日 (火) ゴキ君@ |
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台北中華料理のアブラに誘われたのか、今回はむさ苦しいテーマを選んでしまいました。 梅雨とはいえ気温もじわじわ上がっているので、例のごとく遭遇することが増えてきたゴキ君の話題です。彼等が好む活動温度は25度以上ですので、時期的には符合します。 家で見かけるのはクロゴキ君(Smoky-brown cockroach)とチャバネ君(German cockroach)ですが、これらはいずれも熱帯原産(何故にチャバネ君英語名がゲルマンなのか不明)ということなので、近年の都市ヒートアイランド化は好機到来ということでしょう。ちなみに在来のヤマトゴキ君は、外来ゴキ君の勢力によって屋内からは駆逐され、家の中で見かけることは減っているようです。あまり関心が行き渡っていない世界ですが、これまた他の生物種同様のドラマが展開されているようです。。 それにしても、3億年前から、ほとんどモデルチェンジしないで生き永らえて来た彼等は、いったいどのような存在なのでしょう。 |
| ■2012年7月 6日 (金) 台北植物園 |
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最終日、今回は市内の空港(松山空港)を使ったため、時間に余裕ができ、例によって台北植物園で一時間ほど道草を食ってきました。昼近くだったのと、季節がら渡り鳥は見かけませんでしたが、園内ではセミの鳴き声が凄かったです。クマゼミを彷彿する鳴き声だったので、おそらくタカサゴクマゼミでしょう。サイズは日本のクマゼミとほぼ一緒でした。 すごかったのは蓮池(Lotus Pond)で、ちょうど時期を迎えたハスの花が一面に咲いておりました。仏教が日本とは比べ物にならぬほど生活に浸透している台湾ですので、蓮華に対する思いも格別だと思われます。今回は大筒持ったバードカメラマンはおりませんでしたが、ハスの花を撮ろうと沢山の台湾人がカメラをぶら下げておりました。泥の中でも美しい花を咲かせる蓮華にあやかり、私も世間がおかしいとか政治が悪いとか、あれこれ周囲にケチばかりつけないで、しっかりと自ら花を咲かせることに専念せねばと恥じた次第です。 |
| ■2012年7月 5日 (木) 台北行脚 |
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7月の台北行脚というのは初めてだったかも知れません。かなりの暑さとヘビィな湿気でしたが、個人的には大好きな街なので、元気いっぱいでした。シンガポールなどと比べても、綺麗さはありませんし、街の匂いも何とも言えません。でも、街を歩いていてホッとするものがあります。何とも言えないフィット感があるので、日本人には台湾フリークは結構多い理由も分かります。 食べ物は美味しいし、円高もあって値段もかなり安いので、たぶん二キロは肥えて帰国したはずです。これからしばらく低カロリー食でバランスさせねばなりません。今回も感じたのですが、同じ中華料理でも台湾料理は、沖縄テイストを感じさせます。牛肉なども高級なものではないのですが、味つけが美味しいし、食べた時に何かエネルギーを感じることが多いです。 食べすぎのため、今回は珍しくマッサージの機会を逸しました。 |
| ■2012年7月 4日 (水) OspreyC |
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帰国しました。呆れた政争劇を見ていると、台湾に比べると日本という国は、やはり間抜けた国だと思わざるを得ません。 さて、条件によりますが、CH-46からオスプレイに置き換えた場合、巡航速度が約240km/h→500km/h、作戦行動半径が約140km→600kmというから、その性能のUPは半端ではありません。もちろん、輸送量(ペイロード)も1.6トンから5.9トンとなり、兵員・物資の展開も格段のやり易さになります。日米安全保障条約下では、いざという時に邦人も含めた救出も海兵隊に頼らざるを得ません。日本は自衛隊法によって「輸送の安全が確保されない限り」避難する日本人を輸送することは出来ないことになっています。呆れた国です。更には7千近く存在する離島を防衛する能力(装備)をほとんど有しません。ピストン輸送をするときも、旧式のCH-46では飛行するたび整備に24Hかける必要がありますが、Ospreyでは1/3の時間で整備できます。 さて、ここで問題です。こういった輸送機材の高性能化を一番嫌がるのは誰でしょう。マスコミは前述のとおり代替機の事故率を指摘していますが、そのウラで記事を煽っている国があります。そこを勘づいて欲しいと思います。新聞記事を鵜呑みにしないで、その背後にあることも理解しないと、このオスプレイ配備のゴタゴタをミスリードする事になると懸念しています。 |
| ■2012年7月 3日 (火) OspreyB |
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紙面を賑わしている通り、Ospreyの配備については、物凄い逆風ですが、世間の空気を敢て読まずに言ってしまえば、わたし自身は配備すべきと考えています。 一つには、前述したようなVTOLの将来性をより確かなものにするためにも、日本列島で運用して欲しいからです。新しいテクノロジーの多くは軍事利用から始まっています。民間事業では1?2度の失敗で撤退するのが常識なのですが、15年もしつこく研究して来たスタンスは米国の執念と、やはり軍事上欠くべからざる機材だからでしょう。せっかくここまで来たのだから、実践飛行時間をさらに増やして熟成させるべきだと云うのが私のスタンスです。 二つ目は「抑止力」です。いま沖縄に展開している輸送ヘリはCH-46という古い機材で、性能の衰えはもちろん、飛行前後のメンテナンス時間もかなりかかっているようです。緊急時や有事の際の機動的運用に不安があります。迅速な兵員輸送力は近所の軍事大国にとって確実な抑止力となるはずです。好むと好まざるとに拘らず、米軍が日本に駐留している理由はそれだけですので、有効な駒があれば、それを使わぬ手はないと私は思っています。 |
| ■2012年7月 2日 (月) OspreyA |
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台湾から配信します。こちらも凄い湿気です。 さて、Ospreyの飛行特性ですが、離着陸時、ヘリコプターにも共通の問題で、「パワーセットリング」という課題があります。ローターが回転することで自らが生み出した下降気流(ダウンウオッシュ)という働きがあります。揚力の源泉でもありますが、機材が降下する際に、その下降速度が速くなってダウンウオッシュと同期してしまうと、揚力が打ち消されて危険な状態になってしまいます。 このため、回転翼のヘリコプターやVTOL機は降下に際して、パワセットリングを発現せぬように、速くなり過ぎぬ様に制御をかけること(警告すること)が必要になります。この機能はOspreyもついていますが、最終的にそれをマネージするのは操縦士です。単なる飛行場の離発着は問題ないのですが、何分にも軍用機なので、ギリギリの展開になるのでモタモタ下降すると、敵の機銃掃射でハチの巣になりかねません。最近の事故は訓練中に起きているので、それなりの限界条件下で発生したのでしょう。平和ボケの日本人にはピンとこない話かも知れません。 |
| ■2012年7月 1日 (日) Osprey@ |
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羽田から配信です。 昨今の新聞を見ていると、近々岩国に運ばれて、普天間に配備される予定のオスプレイに対しての辛口の論評が紙面を賑わしているようです。開発段階で事故が頻発した機材であることが、どうやらその配備に反対する人々の主張のようです。ただ、個人的にはVTOL(垂直離着陸機)というシステムには、飛行艇同様に非常に関心をもっています。日本のような山がちの島国では、何かあった時の空輸手段として、大きな可能性を持っているからです。 オスプレイ(Osprey)は猛禽類のミサゴの英訳で、俊敏な動きをイメージしているのでしょう。ヘリコプターの機動性と飛行機の高速性能をマッチさせたもので、左右両翼端にティルト・ローター(ヘリのローターの様なもの)を付けた画期的なデザインです。離陸着陸時にはこのローターを立てて、巡航中はほぼ水平にしてプロペラ機の様に前進する作りです。アニメでも登場しそうな感じで、垂直離着陸のイメージは分かりやすいのですが、実際に飛行するとなると、いろいろな問題が出て来て事故が頻発しました。 初飛行から運行まで15年もかかった理由が、この新システムの改良に継ぐ改良だった訳です。新聞で叩かれているように、今年になってまた二度事故を起こしました。原因は米軍側で調査中ですが、機材のトラブルと云うより、パイロットの操縦ミスの可能性が濃厚です。やはりセンシティブな飛行特性なのでしょうか? |