
| ■2012年5月30日 (水) のらくろ便り_k |
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黒川菜園の種蒔きと苗植え付けは概ね予定通りに進めていますが、唯一出来ていないのがサツマイモの苗(ツル)の植え付けです。近所の園芸店では在庫切れ。店主曰く「今年はツルが切れない(伸びない)ので入荷が激減している」とか言い訳をしてました。 連休中は幾つか有った各ホームセンター店頭在庫も、連休明けから無くなってしまい、計画通りの五月中旬の植え付けが出来なくなりました。ネットではまだ予約を受け付けているようですが、芋が出来るかどうかも分からないものを、送料を払ってまで入手する気も無いので、このまま店頭に並ぶのを待つことにします。植え付けは、おそらく7月まで可能なので何とかなるでしょう。 |
| ■2012年5月29日 (火) のらくろ便り_j |
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五月は公私ともどもパニクっていて、長時間黒川菜園に居座ることが、なかなか出来ずにいましたが、雑草どもは千載一遇のチャンスとばかりに、一気に攻勢に出ています。一週間で30センチ以上草丈が伸びている感じです。作畝以外の草は黙認する方向でしたが、さすがにこれだけ蔓延ってくると、作業にも支障が出てきそうですので、草刈りをすることに決めました。 刈払機の免許は持っていますが、それを購入する前に先ずは手作業で草刈りをして、黒川菜園での作業量を確認することが肝心です。もはや片手の草刈鎌では太刀打ち出来ぬレベルに達していますので、ネットから長柄鎌を調達することにしました。 なぎなたならぬ長柄鎌で、これから数ヶ月間雑草どもと戦さです。 |
| ■2012年5月28日 (月) 五月は鬼門 |
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今月三度目となった自然観察会は、いつもの高尾山で無事に終了しました。 いくら慣れた場所とは言え、やはり其れなりに時間は費やしましたので、週末は殆ど他の事が出来ませんでした。結果として、睡眠不足とストレスが残った感じです。振り返ると、五月は睡眠不足が祟って公私ともどもミスを連発、とにかく判断力や注意力が欠如したケースが散見し、まさに自分にとっては鬼門の一月でした。 考えてみれば、チャリにしても魚釣りにしても、今までのめり込んで来た道楽は全て時間的拘束という観点からは、さほど大きな影響は受けませんでした。早朝や夜間など、せいぜい半日ワークでしたので、あまり睡眠を削ってなどと云うことはなかったものです。しかも所詮は自分だけの道楽なので、其れなりに対処することで済みました。ところが、参加者や仲間を巻き込む自然観察会では、あまり半端な対応ではまずいので、当日だけでは無く準備にも時間を費やす羽目になります。そうこう考えると、やはり既述の「月二回」とか云うのが、自然観察会では適当な歯止めだと感じました。 |
| ■2012年5月25日 (金) ズームアウト |
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自然観察会におけるタイムマネジメント上で、もう一つ肝心なことはマクロ的な視点だと感じています。ひたすら目先を一心不乱に突き進むことで、見えてくる事が有るのも分かっていますが、そこはそれ、限られた時間のなかでの効率的な進め方が要るのは、別段仕事だけの話ではありません。 目先に捉われず、もう少し引く事で見えてくるものの有ります。例えば日比谷公園の自然観察会を例に取りましょう。この公園で、誰に何を伝え、何を感じてもらえれば良いのか、それを始めに考えることが肝心だという事です。 スタンスをズームアウトして、俯瞰的にこれから行なう事の位置決めする事で、いわゆる「準備作業の無駄打ち」を避けることが出来るでしょう。重箱の隅をつつく様なことに時間を浪費せずに、必要とされることだけに集中することで負荷も大きく減ります。このことが全体的なタイムマネジメントの効率化につながる訳です。 本来の話ですが、週末は時間に追われず、何も予定がないひと時も過ごしたいものです。 |
| ■2012年5月23日 (水) 入るを制す |
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このところの天気と同様、わたし自身の日常も乱高下。公私ともども忙しい時のタイムマネージで大わらわでした。ようやく落ち着いて来たので、態勢を整えることを始めました。 業務は別として、週末タイムで大きいのは、何と言っても野良仕事と自然観察会。週末に自宅でノンビリしている時間は基本的には無く、菜園か公園にいる時間が大半です。特にキモとなるのが自然観察会、その日一日で済むことは稀で、下見や事前準備などで累積すると数日間費やします。五月はこれが三つも重なったために、睡眠不足も溜まり相当な負担でした。参加者が満足したので良しとすべきでしょうが、ボランティアなので、自身としては、それなりのスタンスで受けないと却ってマイナスです。そんなわけで、月二回を限度として、それ以上は受け付けないことで、これからマネージして行こうと考えております。 |
| ■2012年5月22日 (火) 金環日食 |
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昨日は,ギリギリ天気にも嫌われずに日食を楽しめましたね。 わたし自身はつくば市街から観察しましたが、公園で観察していた同僚は、金環になった途端、鳥たちがざわめいて不思議だったとコメントしていました。もしかすると、彼等には私たち人間に無い感覚が有るのかも知れません。 日頃、滅多に空を見上げない現代人にとって、「宇宙」という存在を否応なく意識することになる、この様な天体ショーは、とても意味があると思います。 際限なく巨大な天体の仕組みのなかで「ちっぽけな我々は生かされている」と云うことを、もう少し謙虚に感ぜねばなりません。 少なくとも,文明という怪獣が闊歩する以前の古代人は、私たちよりもう少し思索的だったと思われます。あと300年後の人々は、この金環をどの様な想いで見上げるのでしょう。 |
| ■2012年5月21日 (月) 日比谷公園自然観察会 |
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わたし的には今年前半の最大イベントと位置付けている、日比谷公園での自然観察会が終了しました。人数は目標には届きませんでしたが、150名もの人たちに、都会の真ん中の公園で「自然の営み」を感じていただきました。アンケートからは、参加された人たちの喜びが感じられて、仕事などで忙しいなかバタバタしながらも実行した甲斐がありました。 大自然のなかでの自然観察会とは違って、都心のど真ん中でやる事にも意味があります。「都心でも生物多様性が実感できる」「生きものの営みが身近なところで知ることが出来る」など、日頃まったく関心のない人たちにも分かってもらえると云う、自然観察会での重要なミッションを行えるからです。 アクセスの良い日比谷の地は、これからも自然観察会のホームエリアとして、しっかりコミットして行きたいと感じています。 |
| ■2012年5月19日 (土) SEOUL見聞録B |
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韓国全体のインターネット環境は不明ですが、今回の経験では、少なくともソウル市内では全くコネクションや通信速度に問題は生じませんでした、というか完璧でした。羽田から韓国用wifiルーターを借りて持って行きましたが、郊外の高速道路走行中でも完全につながります。 もちろんホテル内では、wifiはどこでもOK。さすがと感じたのは、地下街の飲み屋でも若い人たちはスマートフォンをバンバン使っていました。店にはちゃんとwifiが入っているようです。スマホビジネスで日本に先行している韓国ならではの光景です。察するにモバイルネット・インフラ整備では、日本は相当に負けている感じです。 スマホや薄型テレビに限らず、多くの分野で韓国に追い越されているのが先端ビジネスの現状ですが、この分ですと、これからもしばらく彼等の後塵を拝し続けることになりそうです。 |
| ■2012年5月18日 (金) SEOUL見聞録A |
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韓国といえば焼肉。今回の出張も夕食は焼肉ばかりでしたが、店によって味や出す肉の種類が違うので、それなりに飽きずに過ごせました。日本ではわざわざ食べる気がしませんが、臓物があれ程美味しいとは知りませんでした。 焼肉文化と刺身文化という比較が適切かどうかは怪しいですが、韓国人のもつバイタリティの理由の一つは、間違いなくこの食生活にあると感じました。現にわたし自身、出張直前は疲弊しておりましたが、出張期間中に相当回復したことが体感できたからです。 考えてみれば、沖縄の人も負けずおとらず肉が好きですが、いつも思うのは彼等の元気さや明るさです。年齢とともに、食卓から肉を遠ざけるビヘイビアを強くしておりますが、もしかすると元気も遠ざけているのかも知れません。 |
| ■2012年5月16日 (水) SEOUL見聞録@ |
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ようやく帰国しました。 二年ぶりのSEOUL訪問となりましたが、驚いたのは街を走っているクルマです。渋滞は相変わらずの光景でしたが、それぞれのクルマのデカい事。日本で言えばレクサスやシーマ級の、最新型の韓国製のクルマがずいぶん目立ちました。物価に比べてガソリン代は高いはずですが、日本のようにコンパクトカーがたくさん走っている光景とは明らかに違った光景です。道も至るところで工事中で、ますますクルマ社会化が加速するのでしょう。 国民性の違いか、見た目を重視するということでしょうか、我々以上にクルマの大きさにステイタスをもたせているのかも知れません。大きいことは良いことで、プレミアムコンパクトなどと言葉は、こちらでは希薄なのかも知れません。日本に着いて、軽自動車がバンバン走り回っている光景をみると、何やらホッとするのは、身に染みついた島国の民族性なのかも知れません。 |
| ■2012年5月15日 (火) イモムシハンドブックD |
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当地では辛い物が多く、お腹の具合もいまいちです。焼肉は美味しいですが…。 さて、このイモムシシリーズもそろそろ締めたいと思います。 生物多様性とかいう小難しい言葉は使わなくとも、イモムシ軍団は能弁です。 野鳥たちがなぜこの時期に集中して繁殖をするのか、子育てができるのか?そのことは、今の時期に湧いてくるイモムシ軍団の存在なくしては語れない事なのです。ヒトの子どもは野菜より肉が好き。これは当たり前で、たくさんのタンパク質やカルシウムを摂取しないと成長できない事を、身体が知っているからなのです。鳥たちも同じ話です。ヒナを早く成長させる事が、子孫を次につないで行くために不可欠で、そのためには昆虫食が必須なのです。成鳥になれば種子などでしのげるのですが、ヒナたちにはそうは行きません。そう言った生態系を支える存在として(鳥たちに捕食されやすい)イモムシ軍団は、ちゃんと森羅万象の一角を占めていると云えるのです。 |
| ■2012年5月14日 (月) イモムシハンドブックC |
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本日はソウルから配信します。 イモムシ話につい興奮して、言い忘れてしまいましたが(笑)、掲題ハンドブックをとうとう買うことにしました。土曜日に小学生相手の観察会を都内(自然教育園)で行う事になったためです。 大人相手の観察会ですと、対象なりともお勉強モードで植物の話などを持ちかけるのですが、小学生だと全く食いつかぬ事は分かっています。子供たちのお目当ては「動くモノ」。つまり鳥や小動物、そして何と言っても昆虫たちです。ところが彼等は押し並べて神出鬼没、どこで何が目の前を横切るのか分かりません。 事前の下見などで、ストーリーの準備ができる植物のようには行きません。 そんな昆虫たちのなかでも、イモムシ軍団は観察しやすい対象です。足が多い割に動きが遅いので、皆でしっかりと観察できるからです。春になり気温が上がり、雨が降ったあとにはワッと湧いてくる彼等は、この時期の観察会としては重要なテーマですので、そのためにハンドブックを買う決心をしました。 |
| ■2012年5月12日 (土) イモムシハンドブックB |
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そもそも「イモムシ=芋虫」と云う名の由来も、理解しているようで分かっていない人が大半でしょう。スズメガの幼虫がサトイモやサツマイモの葉を荒らすことから、この名が来ていると云う話です。イモムシは、基本は毛が少ない幼虫で、毛むくじゃらの幼虫は「毛虫」と言われていますが、チョウやガの幼虫は生態学的には同一で、広義にイモムシと云う分類で構わないと思います。 ちなみにチョウとガは生物学的には同一で、たまたま成虫で昼間に活動するグループをチョウと呼んでいるに過ぎません。 むしろ、ハバチ(ナノクロムシ)や甲虫(カブトムシやクワガタなど)の仲間の幼虫で、見た目が似ているものがありますが、これらは腹脚数も異なりイモムシとは呼びません。 |
| ■2012年5月11日 (金) イモムシハンドブックA |
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イモムシ軍団をわたしが「キモい」と、ごく一般的な所感を述べても、オバサマ達からは「あら、何で??可愛いじゃない」とか言われてしまいます。もちろん美的感覚は個人差がありますが、明らかにイモムシを可愛いとかいう感覚は、標準偏差を明らかにはずしていると言わざるを得ません。 それでも敢えて理解しようとするならば、そのケバい色彩でしょうか?例えばアサギマダラチョウやツマグロヒョウモンチョウの終齢幼虫の模様は、コンサートホールや劇場に行った時に見かける、おめかししたオバサマたちの服のデザインを彷彿させます。確かに目立ちますが、それが美的かというと??と思わざるを得ませんが…。 |
| ■2012年5月10日 (木) イモムシハンドブック@ |
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文一総合出版から発行されているハンドブックシリーズは、薄いことと限定された分野の内容が充実しているので、質量の割に高価にも拘らず、けっこう揃えてしまっています。なかでも食指が動かなかったのが「イモムシハンドブック」です。日本産の鱗翅目(チョウ目)は約六千いるのですが、このハンドブックでカバーしているのは、わずか226種。それでも各ページに掲載されているイモムシ群を見ていると、さすがに「もうたくさん」と思わざるを得ません。 そんな嫌われ者のイモムシですが、世の中にも好き者は少なからずいるようで、最近は続編となるハンドブック2が刊行されました。自然観察指導員仲間でも、この本を所持しているメンツがいて、特にオバサン指導員に根強い人気があるようです。 |
| ■2012年5月 9日 (水) のらくろ便り_i |
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谷戸という場所は、風向きによっては静かな時もたまにあるのですが、大体の風向では風の通り道になる様です。このところ雷雨が続きましたが、その際に谷戸を抜ける突風たるや、なかなか凄まじいものがあります。 雑草だらけの草地のなかに、寒冷紗や防虫シートを被覆させて野菜を育てるのが私の菜園パターンですが、それを飛ばされない様にするのが結構大変。針金などの金具を刺して地面に固定するだけでは飛ばされてしまうので、シートの袖に土を被せて風をもぐり込ませないような手当をせねばなりません(本来の使用方法ですが)。 連休中もぶつくさ言いながら施しましたが、野菜にとってはむき出しで突風に煽られるよりもずっと有り難いことの様な気もしますので、これは野良仕事としてちゃんとやるべき作業なのでしょう もう一つは生物多様性に関してのコンテンツです。既報の通り、いまの日本では平たく言うと「生物多様性どころじゃない」という空気に押されています。あれだけの災害にあって、かなりの人々が今なお復興にむけて辛い日々を頑張っていることは事実です。ところが、冷静に云えば其れだけでは無いはず。生物多様性の損壊は今もなお進んでいます。震災や津波があろうとなかろうと、放射性物質の拡散があろうとなかろうと、これもまた否定できない現実です。拙サイトに訪れる方々は、おそらく世間一般よりも遥かに生物多様性という言葉のもつ意味の深さをご理解されているとは思うのですが、出来るだけ多くのチャンネルで生物多様性の意味と大切さを訴えて行くことが肝心だと思いますので、これを「ひとくちmemo」としてご紹介して行こうと考えています。これはもう「Gaia」の主要コンテンツになると思います。 |
| ■2012年5月 8日 (火) のらくろ便り_h |
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連休は仕事に追いやられて、なかなかじっくり休むというモードにはなりませんでしたが、朝晩少ない時間を見つけ黒川菜園に出向いて、種蒔きや若芽の間引きなどをせっせと行いました。今のところエダマメ以外は順調に発芽しているようです。今回は手抜きをして駅前のスーパーの棚に売っていたタネを蒔きましたが、由緒正しい固定種の古いタネより、安物でも新しいタネの方がちゃんと発芽が揃いますね。皮肉なものです。ケチくさく昨年の残りタネを蒔くのが、比較的多いパターンでしたが、これからはフレッシュなタネだけ使うようにします。 個人的には生長途上で「間引く」という行為が好きでは無いのですが、しっかりとした株にするためには、この間引きが欠かせません。なるべく間引かぬように、かなり疎に種蒔きしたつもりでしたが、それでも大量の間引き菜が出てしまいました。間引き菜は柔らかく美味しいので、食べるものは持ち帰りましたが、ダイコン根がそこそこ育っていたものは、別畝にセコく植え替えしました。このような植え替え株では立派なダイコンにはならないのは証明済みですが、勿体無いという気持ちが強かったものです。 |
| ■2012年5月 7日 (月) 竜巻 |
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このところ集中豪雨とか爆弾低気圧とか、地震以外でも荒々しい天候不順がやたら発生していますが、今度は竜巻です。竜巻そのものは大昔から存在するものですが、今まで生きてきて数十年、関東近県でこれほど大掛かりな被害があったことは記憶にありません。 つくば市の勤務先は市の南部、竜巻被害が起きたのは市北部ということで、市内で大被害と云っても現実感が無いのですが、まさにピンポイント、局地的だからこそ、これだけ凄まじい破壊力を生むのでしょう。不幸にも亡くなった方もおり、残念でなりません。竜巻災害に対して、確たる対策は立てにくく、予報精度のアップと広義の気候変動の是正(温暖化防止、ヒートアイランド化の抑制)などを進めて行くしか無いのでしょうか。 |
| ■2012年5月 5日 (土) スズメバチ |
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ハチの話題が続いたので、季節外れではありますが、ここはやはりスズメバチのことを一言触れておきましょう。以前にも書いたと思いますが、日本にいる危険な生きものとしてはトップクラスの怖い存在です。日本では年間20〜30人ほどが亡くなっています。春から初夏は巣作りに勤しんでいますのであまり見かけませんが、夏から晩秋までが危険ゾーンです。オレンジ色の頭をハチを見かけたら、君子危うきに近寄らずを守りましょう。巣に近づく(約10m)と威嚇してきますので寄らないことが何より肝心。攻撃性が強いのはオオスズメバチとキイロスズメバチですが、とくに体長4cmにもなるオオスズメバチは巣以外でも樹液の出ている餌場など縄張りに侵入してくる敵を攻撃してきます。手でふり払わずに、身を低くして静かに後退して下さい。 刺すのは針のあるメスバチですが、ミツバチと違って針は刺しても抜けて、毒がある限り彼らは幾度も刺すことが出来ます。スズメバチは集団性をもっているので、一匹が刺すと仲間が一斉に攻撃をかけてくることがあります。急な動作は行わずに、とにかくゆっくりと後退してください。 重篤になるのはハチ毒そのものではなく、アレルギー性のアナフィラキシーショックによるものです。過去にハチに刺されている場合、体内に抗体ができているので、過剰な抗原抗体反応が発生して呼吸困難や血圧低下、蕁麻疹、めまいを招くためです。水で流したり、ポイズンリムーバなどでのハチ毒吸引は有効ですが、動悸が起き始めたら危険ですので出来るだけ早く病院に行くことが必要になります。 |
| ■2012年5月 3日 (木) 西洋オオマルハナバチ |
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GW本番ですが、段取りが悪く本日も仕事です。 さて、花に集まってくるハチのなかで、丸っこくて毛むくじゃらのハチを良く見かけます。これらはマルハナバチと呼ばれます。日本では14種ほどが在来種として生息しています。彼らはハチの仲間のうちではとても賢く、どの花が自分の訪花する花かをきちんと記憶しています。このことは植物にとっても有難いことなのです。数ある花の中から自分と同じ種類の花から花粉を運んできてくれるマルハナバチは、効率的な受粉を図るうえでとても頼もしいパートナーになっています。植物によっては、マルハナバチだけを呼ぶために、彼らの舌の長さに合わせた構造をもったものもいるほどです。 ところが、ここにもヒトの余計な関与で危機が訪れています。温室トマトの授粉用にヨーロッパから連れてきた「西洋オオマルハナバチ」がそれです。当たり前のことですが温室から逃げ出した西洋オオマルハナバチが野原に侵出してきてしまいました。在来マルハナバチよりも巨大で、4倍以上の女王バチを生む西洋オオマルハナバチは、あっという間に日本の自然環境に広がってしまいました。注意深くすると、そこかしこで尻の先端が白くなっている毛だらけの大型マルハナバチが花に潜り込んでいる様を見かけると思います。 在来マルハナバチが進化の中で築きあげてきた特定植物との共生関係を破壊する行為を開始し始めております。植物と昆虫とのバランスが大きく崩れてしまったのです。 西洋オオマルハナバチは舌も短く、在来種がやってきた特定植物の授粉行為を、花を食い破る盗蜜行動で破壊します。その繁殖力で在来種を駆逐することで、在来種とのみ契約してきた特定植物の絶滅を加速することが危惧されています。旬でない温室トマトを食べるときに感じてください、ヒトの営為が自然の命のつながりを壊していることを。 |
| ■2012年5月 2日 (水) クマバチ |
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5月になりましたね。気温もぐんぐん上がり花の数もバラエティが広がって、こんなときに観察会を催すと、ネタにおぼれて収拾がつかなくなる危険が大です(笑)。 さて、花が増えるときは訪花する昆虫も増えるのが自然の摂理。咲き始めたツツジなどに群がるハチやアブ、チョウなどに混ざって、やたらに巨大で目立っているのがクマバチです。全身がずんぐり丸くてクマのように羽根も尻も黒く、背中には黄色のフリースのようなチャンチャンコを背負っているハチです。ミツバチの仲間で、花蜜を求めて一心不乱に花に潜り込んでいる様を見かけるようになりました。そのデカさからスズメバチではないかと一般には恐れられておりますが、当人?はいたって温厚で、掴むなどよほどのことがない限り刺すことはありません(注:針をもつのは雌だけ)。 スズメバチの俗名で「クマンバチ」というのがありますが、これとの混同が一因かも知れません。また「みつばちマーヤの冒険」などは、マーヤたちがクマバチの攻撃を受けるとかいう、自然界ではあり得ない話になっていますが、これも作者の取り違えでしょう。ミツバチの巣を襲うのはスズメバチです。尤も、最大の破壊生物「ヒト」から逃れるためには、誤解と云えども恐れられた方がベターかも知れません。擬態とは言えないまでも黄色のチャンチャンコは警戒色を模したものだから、クマバチ君も恐れられることを望んでいると感じるからです。 |