Hiyorimi-Blog

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■2011年12月31日 (土) サッサと来年へ

2011年。思うに、これほど未練の無い年というものはなかったでしょうか。殆どの日本人にとってロクでも無い年だったと思います。震災、津波、原発事故と誰しもリスクを抱きながらも、これ程広範に甚大な被害を被るとは思っておりませんでした。これが警鐘だとか、生き様を見直すキッカケにとか、あれこれ頭のなかで棚卸ししようと言葉を並べたところで、心のなかに出来てしまったトラウマや、これからも次々と発現されるであろう放射線起因の諸問題に対して、何の慰めにもなりません。肝心なことは、とにかく前に進むこと。省みることも時として有効ですが、後ろを見ながらは歩けないことも事実です。夢という言葉は言い過ぎですが、未来にビジョンを持って、目の前に現れることを積極的に取り組んで行く姿勢こそ、人が人として生きて行くために大切なことだと思います。わたし自身のレベルではありますが、より良い2012年にすべく頑張りたいと念じております。ビジョンを描いて一歩一歩とにもかくにも進んで行く所存です。

■2011年12月30日 (金) 食物多様性A

食材の均質化は文化面のみならず、私たちの健康や社会生活リスクにも直結する事でもあります。ある特定の食材種のみに頼った場合、私たちは疫病や気象変動などに極めて脆い社会基盤に乗っかっているものとなります。多様な生態系は効率面では劣るかもしれませんが、環境変動などに対する耐性は高いと言えます。何らかの原因で特有の種がダメージを受けても、別の種がそれにとって代わることで生態系は維持できます。この生態系には当然、消費者としての我々人間が含まれています。均質化を避け、なるべく多様な食材を選択できる社会が望ましいのですが、グローバル化の流れのなかで、今はそれとは全く別の状態に陥りつつあるようです。コメと云えば、その大半がコシヒカリ系。牛肉と云えば、ある特定の種牛の精液を使ったものばかりになりつつあります。この傾向は豚肉でも鶏肉でも一緒です。それは「特定の味にこだわる消費者が悪い」と供給側は嘘ぶくのですが、消費者に十分な情報も与えていない責任は大きいです。食物均質化を進めていることは、地域多様性も破壊していること、すなわちその地域の生物多様性も脅かしていることにも繋がっていることが分かれば、私たちはもう少し利口な選択を考えるのではないでしょうか。。

■2011年12月29日 (木) 食物多様性@

生物多様性について、あちこちで発言していても理念的な内容ですと、どうしても食いつきが悪いようです。どうしても人間は自分の身の回りのことしか意識が回らず、虫と植物、鳥と植物などの関わり合いを言っても、それはそれとして受け止めるだけで、自分が関わっていることは殆ど意識していません。時折、万物の霊長ということで人を指しますが、あれはどうやら嘘のようです。ケチを付けているだけでも仕方がないので、もう少し身近なものとして生物多様性を意識してもらうために「食の多様性」という切り口で話をしてみるのも効果的だと最近は思っています。なぜならば、私たちが口にする食材ほとんどが生態系サービスとして得られるものだからです。食には「文化」がありますが、その文化は「地域性」や「固有性」に支えられております。食文化を語ることで、それを守るためには地域固有の生態系を考える事につながります。効率一辺倒で進められ食材が均質化してしまうと、そのまま食文化も消滅してしまいますが、それに留まらず需要が変わることで地域固有種も姿を消して行くことでしょう。食文化を守るという訴えは、抽象的な概念とは異なり、多少なりとも人々の感性に響くのではないでしょうか。そして、これが生物多様性を考える第一歩になればと考えています。

■2011年12月28日 (水) 坂の上の雲

ここ数年、しっかり見続けていたNHKのスペシャルドラマ、原作とはまた一味違った作風になっておりましたが、十分に楽しめました。とりわけ戦闘シーンはなかなか見応えがありました。二百三高地の激戦や、日本海海戦のシーンはかなり金をかけたものだと感じました。司馬さんが生前心配していたような戦争礼讃と云うノリにはなってなかったと思いますが、戦闘は決してカッコいいものではなく、実態は遥かに悲惨だったはずです。とかく我々は日常に不満を抱くものですが、平和というものが如何に貴重であるかを認識するためにも、こう云った硬派ドラマは続けて行くべきでしょう。いくら取り繕っても、良い戦争というのも、悪い平和というのも、歴史上一度もなかったと思っています。個人的にはエンディングが中途半端と云う印象でしたが、柄本明が扮する乃木希典は実に好演だったと思います。あとオジサン的には石原さとみが大人っぽく艶やかになっていたので驚きました。演技も上手くなってこれから注目しそうです。

■2011年12月27日 (火) 小作農A?

黒川菜園

農地の場所は、私が以前より好きな川崎市黒川の谷戸田の奥。今は梅園になっており、畑地化には多少の耕耘が必要ですが、何しろ水はけも日当たりも格別の場所なので一目で気に入りました。ただし広さも半端ではなく、二反半(750坪)もあります。流石に自宅用の菜園としては大きすぎるので、この一部(一反ぐらい)を借りることになりますが、それでも素人の菜園としてはきわめて過大。おそらくケアで殆んどの週末は潰れることになりそうです。とは云え、野良仕事は私にとってはライフワークの柱でもあるので、チャンスをもらったので、ここでしっかり場を築いておきたいというのが、正直な気持ちです。来年は、おそらくまず耕作地として整えることから順次始めることになるでしょう。生態系や生物多様性というものも、現場で作物作りから学ばせてもらう事柄が数多あります。この土地からまた沢山の知見を得られることが何より楽しみです。そう言えば、私の父親も生前、片道一時間かけて遠くの菜園に週末いそいそ出かけておりました。やはりと言うか血は争えぬものです。いずれにしても、来年もあれこれまた忙しい年になりそうです。

■2011年12月26日 (月) 小作農@?

好奇心が旺盛なのか、仕事意外に色々なアクティビティをやっている(追われているというべきか)私なので、二重生活をしているのに加えて、週末はやたらに忙しくなってきております。そろそろ年の瀬、来年は少し絞ってのんびりやろうかと考えていたら、ここに来てまたまた忙しくなる事柄が飛び込んでまいりました。拙宅コーポラに出入りしているお気に入り庭師(石細工や造園のみならず整体や自然農など手掛けるあやしい人物)から、地主から耕作放棄した果樹園があるので借りないかという話が来たのです。以前から「長期借りられる農地が出たら教えて」と頼んでおいたので、お客の農家を回っているときに出てきた話を持ってきてくれたものです。さっそく現地に見に行ったら、日当たりも土地も良く地代も格安。気にな地主の歳も、代がわりしたばかりで長期スパンで畑作が出来そうな状況。もちろん二つ返事で了承しました。契約が終われば、年明けからでも週末小作農が出来ることになりました。

■2011年12月23日 (金) GRD2→4

カメラの世界では、今はミラーレスカメラが話題を独り占めしている感が強いですが、コンパクトデジカメも日進月歩でキャノンではS95がS100になり、GR-digitalもCに変わりました。まだまだS95を使いこなせていない私にとって、S100についてはまったく食指が動かないのですが、GRDのCについては機器更新の欲求に勝てませんでした。下取り価格が予想程落ちてなかったのも幸いでした。もともとBに買い替えるプランを持っていたのですが、Bは最後までなかなか値が下がらないままに機会を逸してしまいました。通常ならばモデル初期を買うことは無いのですが、パッシブAF付きで高速AFが出来、しかも手ブレ補正がついたCは私にとってまさに一番必要なモデルだと感じています。記録に撮るほとんどがマクロ写真なので、単焦点のGRDの気楽さと描写力には今迄ずいぶん助けてもらいましたが、これから更にミスショットを少しでも減らすべくCの性能にすがって行こうと思っています。応えてくれるか、フラれるか、はてさてどういう結果になるでしょう。

■2011年12月22日 (木) ジャパニーズ・ハニーB

ただし、カラスザンショウ蜂蜜は好き嫌いがあるかも知れません。とはいえこれを単体で売られていることは殆ど無いはずです。もう一つのアカメガシワは、おそらく雑木林ではお馴染みの樹木で、明るく開けた場所に真っ先に伸びてくるような木です。都心でも空き地があればアカメガシワが生えていることが多いほど、意外とポピュラーな木です。新芽が赤いのでこの様な名前になったようです。梅雨どきから初夏にかけてあちこちで咲くので、アカメガシワ蜂蜜はたまに売っております。見つけたらとにかく買うことをオススメいたします。アカシア蜜のような爽やかで香りの良い蜂蜜です。日本列島の在来蜂蜜、恐らくは太古の昔からニッポン人の貴重な栄養源だったに違いありません。身体に良いと観じるのも、悠久の時をかけて私たちのDNAに刻みこんだためだと感じております。

■2011年12月21日 (水) ジャパニーズ・ハニーA

田舎の養蜂場で「国産百花蜜」などと称して売っている蜂蜜がそれです。例えばサクラやトチノキ、カキノキ、エゴノキ、フジ、ノギクなどが混ざり合って入っています。季節によって花が変わりますので、味もどんどん変わるという楽しみ方もあるでしょう。それでもたまに○○蜂蜜などと特定の花から得られた蜂蜜があります。奥信濃の山中で売っていたトチノキ蜂蜜はなかなか野趣あふれた味わいで感激しました。最近、コーポラの仲間から「珍しい国産蜂蜜があるよ」と言われて、即座に買ったのが「カラスザンショウ」と「アカメガシワ」の蜂蜜です。百花蜜の中には混ざっているのでしょうが、それらが主たる成分の蜂蜜はあまりお目にかかれません。カラスザンショウは「カラス」と呼ばれるだけあって、あまり役に立たない木として知られていますが、ところがどっこい、キレのある濃厚な蜂蜜が取れるのです。ミカン科なので柑橘系の蜂蜜です。

■2011年12月20日 (火) ジャパニーズ・ハニー@

この歳になるといくら身体に良いと言われても、好きでもないものを口にすることもありませんが、健康にも良くて美味しいものと云うと、さほどありません。個人的なトップはハチミツでしょうか。パン食の時は必ずつけています。皆さんが頭に浮かべる一般的なハチミツというのは、例えば「レンゲ」「クローバー」などですが、それ以外でも沢山のハチミツがあります。私が好きなアカシア蜜は北米原産の外来樹木であるニセアカシア(ハリエンジュ)の花から得られた蜜ですから、例え国内の養蜂場産とは言っても、風味まで含めると「純国産」と呼ぶわけにはいきません。いっぽう在来種でも結構美味しい蜂蜜を提供している植物はあります。表題にこだわれば、日本列島の在来種から得られた蜂蜜(敢えてハチミツとは呼ばない)というのが文字通り日本の味と云うことになるでしょう。但し、蜜源となる在来植物は単一種で群生すると云うのではなく、他の植物たちと折り合って分散しているため、特定の花由来の蜂蜜というのはなかなか得られません。

■2011年12月19日 (月) iクラウド?

今日は都内で会議。場所がよく分からなかったのですが、iPadに導かれて難なく到着できました。画面の大きさとポータビリティ、絶妙なバランスのツールであるとあらためて感心した次第です。さて、iPadを使い出してから、この会社の囲い込みスタンスの上手さを感じることが多いのですが、昨今話題になっているiクラウドについても、結構興味津々です。たしかに今日的には「Wiredに限定されないアプリケーション」というのは一般的になっていますが、これほど統合的なクラウドコンピューティングまでは個人的には着想できませんでした。モバイル端末には余計な機能を持たす必要がなく、すべてがクラウドの中で処理していけると云う考え方は、大昔からありましたが、それをとにもかくにも現実化させてしまう実行力には脱帽します。クラウド化によるネットワーク負荷は大きいのですが、この分野はまだまだ改善余地がありますので、まず先にグランドデザインを作ってしまうと云う事なのでしょう。iPadユーザーの端くれである私も、少しずつ取り入れて行きたいと勉強中です。

■2011年12月16日 (金) 締めくくり観察会

師走ということで、ドタバタしておりますが、色々あった今年も締めくくりの自然観察会を迎えることとなりました。それは例によってエコプロ展の自然観察会です。昨日から三日間の日程で展示会は行われますが、そこへの来場者を対象に自然観察会を開くというものです。普段の自然観察会は、自然が好きな人が応募してきますので、参加意識もあるパターンが大半ですが、今回の観察会は「別の目的=展示会来場者、を対象に観察会に誘い込む」ということを目的としていますので、集客効率という面では甚だ非効率なものなのですが、逆に言うと普段はまったく自然観察会というものを知らない方々に、自然観察会を通じて生物多様性のことや身近な自然環境のことをリアルに知っていただくという観点では、とっても意義深いものだと言えます。世間では「生物多様性」とか「共生」とか、実態も知らぬまま机上の会話が飛び交っています。エコプロ展に来場している方々の多くも、頭の中でしか生物多様性という概念を消化してないでしょう。生きものの営みが私たちの本当の身近で、周りのものに生かされながら、あるいは利用しながら折り合って存在している世界をちょっと覗いてみれば、本当に大切なものが何かということが分かってくると思います。そのお手伝いが出来れば、多少非効率でも、この観察会を続けていく意味は決して小さくないと信じています。

■2011年12月15日 (木) Yahoo?

前に紹介した様に、dropboxとは別にオンラインフォルダ用にYahooボックスを契約して、クライアントソフトをインストールしたところ、パソコンがむずりだしてしまい、ソフトだけアンインストールすることに相成りました。やはりと云うか、この企業の提案はどうも詰めが甘いことが多く、今回もあらためてそれを実感した次第です。ただ単にケチを付けるだけが脳では無いので良い点も一つ。感心したのはYahooメールの迷惑メールのフィルターソフトの学習能力。ニフティから転送しているのですが、ニフティのフィルターを通過した迷惑メールもちゃんとフィルタリングしています。ニフティは、それなりのポジションを持っているプロバイダですから、もう少ししっかりとしたフィルタリング学習力を備えさせて欲しいものです。と云うことでYahooの評価は一勝一敗ということでしょうか。

■2011年12月14日 (水) 東京モーターショー

今年は東京回帰とかいう名目で、幕張から戻ってきた東京モーターショーですが、客の入りはどうだったのでしょう。エコプロ自然観察会の下見で会期中いく度かビッグサイト周辺に行きました。外から見る限りでは昔のような大混雑はあまり感じられませんでしたが、期間中84万人を数えて、前回の幕張よりはかなり多いようです。やはり会場が東京であることが重要だということでしょう。中には入りませんでしたが、国際展示場駅のそば、パナソニックセンター付近にWRCラリー車や自衛隊などの特殊車両が展示されていて楽しめました。とりわけスイフトのWRC仕様はカッコ良かったので、もう一つお気に入りのランチアデルタWRC車共々写真を撮りまくりました(笑)。

■2011年12月13日 (火) 皆既月食と霜降りA

ちなみに、拙宅周りでは今年の初霜は11月の下旬、11/22だったそうです。週末しか多摩地方に帰らないので、自分的には未確認なのですが、11/23が基準日と考えているので、まあまあ平年並みということでしょう。初霜までに野菜の根が張っていないと、そのあとの生長によろしく無いので、個人的には初霜日というのにはとても関心があります。いつも秋の種蒔きを11/3としている大きな理由はこれです。今年はルッコラが11/12播種となったために、ちょっとヤキモキしましたが、それから若芽の生長をみていると、初霜は何とか乗り切った感じだったのでホッと一安心しました。初霜のあと気温が上がったのが良かったようです。やはり年ごとに冬の寒さ到来が遅れているのかも知れません。昨日のカキコミにもある日曜日(12/11)朝の強い霜降りも何とか過ごせたようで、下旬ぐらいからルッコラサラダを食卓に乗せられそうです。

■2011年12月12日 (月) 皆既月食と霜降り@

このところ公私とも立て込んでいて、日和見ノートの更新が滞ってしまいました。申し訳なしです。 土曜日の晩も遅くなってしまいましたが、多摩の片田舎に帰宅すると、夜空のど真ん中には立派な月食が始まっていました。自宅にあった8倍程度の双眼鏡でも、とても美しくきれいに観察ができ感激しました。やはり定期的に広大な夜空を仰がないと人間という存在はマズイのかも知れません。ついつい屋上菜園に長居をしてしまいましたが、この夜の寒さは結構来てましたね。朝起きて、味噌汁の具を取りに再び菜園に行ったのですが、パリパリに霜が降りているため収穫は諦めました。気温は0度ぐらいでした。虫害対策もあって寒冷紗を畝に掛けているにもかかわらず、その中のコマツナの葉には白い霜片がビッシリ付いていました。寒冷紗をやらないと更に厳しかったでしょう。あらためて寒冷紗のメリットを感じました。

■2011年12月 8日 (木) 恐るべしウチワゼニクサA

もしや規制されている「特定外来生物」かとも思い調べてみましたが、それは仲間のブラジルチドメグサの事だったようです。ですが、北米原産ですので外来種である事は事実です。わたし自身は見たことは無いのですがホテイアオイもまた水槽から逸出して蔓延ると云う話を聞いたことがあります。繁殖力を甘く見てましたので大反省です。残念だったのは、ぐしゃぐしゃに繁茂している根茎のなかで冬越ししていたヤゴ君たちです。ある程度は池に返しましたが、可燃ゴミで一緒にお陀仏となったものも多いと思います。本当に申し訳ないですが、ビオトープのサステナブルな繁栄のための犠牲者となってしまいました。 これに懲りたので、次に植える潅水植物は大人しいものを選ぶように致します。

■2011年12月 6日 (火) 恐るべしウチワゼニクサ@

別名ウォーターマッシュルームとか云われている潅水植物ですが、屋上菜園の簡易ビオトープ用として導入し、一時期は大いに重宝していたのですが、その増殖力たるや凄まじく、タフ舟を蹂躙して水槽外の土中にもライナーを伸ばしてしまい、畝からもあちこち葉が広がりはじめてしまいました。このまま放置しておくと菜園が埋め尽くされそうな予感(悪寒)がしたので、思い切って水槽内の株を根こそぎ撤去しました。笑えるのは、タフ舟と同じような形(立方体)に密集したウチワゼニクサの根茎です。そのままスポンと取れました。まだまだ菜園内に根が広がっているのですが、これは春までに掘り起こして撤去することを考えています。

■2011年12月 5日 (月) 着たきりスズメA

生きものにとって冬越しが厳しい理由は色々あります。変温生物では低温下で活性が鈍ること、植物にとっては乾燥して水分の供給が断たれることなど諸々ありますが、何と云っても最大の障害は栄養が取れなくなることではないでしょうか?植物にとっては水分も栄養、日照量が減って光合成が出来なくなるのも貧栄養状態といえます。野鳥たちにとっては、生きるためのエネルギーを得るべきエサの量が激減する時期になる訳です。スズメたちは草のタネや木の実を食いつないで晩秋を過ごして来ましたが、師走になるとさすがに木の実も減ります。もちろん虫たちはと云うと、親たちはほとんど死んでいて、卵やサナギで厳しい冬を過ごしていますので、この時期はやはり草のタネや木の実を確保することが生き残りのための必須条件です。 彼等も考えていて、街中ではペットショップや、今では減りましたが米屋などの店先でおこぼれを虎視眈々と待っています。でもこうした条件のところは少ないので、私は出来るだけ鳥のエサを冬の時期だけ庭においています。師走から4月までで良いので、スズメや都市に住む小鳥のために、ちょっと皆さまもやってみませんか?。

■2011年12月 3日 (土) 着たきりスズメ@

一年中、羽の模様が変わらぬことから、スズメに対してこのような呼び方をしたりしていますが、実際には他の鳥と同じく換羽は行われているようです。この時期になると公園にもスズメの群れも多く見かけますが、木や草の実を探して食べております。都会の公園では実をつける木々が多いので、スズメに限らず野鳥たちの格好のエサ場になっているのでしょう。先日出かけた東京湾の埋立地にある公園では、潮風にも強いアキニレと云う木が多く植栽されておりましたが、この木の実はスズメにとってはちょうど良いサイズのタネをつけるので、盛んにこれをついばんでいました。スズメは若鳥でもサイズもほとんど変わらないので正直分かりませんが、もしかすると今年生まれた個体かも知れません。 これから早春までエサも少なく厳しい季節。見た目は夏服のままの着たきりスズメですが、寒風に負けないで、頑張って年を越せるように願いました。

■2011年12月 2日 (金) 師走突入

いきなり真冬の様相を呈してまいりましたが、本来驚くほどのことではなく昔の師走はこんな感じだったのでしょう。逆におそらく今年も平均化すると平年より気温は高めになるのではないでしょうか? 肝心なことはトランジションで、今回の様に乱高下してしまうと、生きものにも良くないし、そもそもわたし自身が体調を崩して参ってしまいます。寒さ暑さも徐々に変化してもらいたいものです。ところで師走一大イベントとしては、ここ数年同じようなパターンでエコプロダクツ展での自然観察会に追われていますが、今年は仕事も山場が同じタイミングであって、公私ともなかなかタフな状況に陥っております。モーターショーが都内に戻ってきたあおりで、エコプロダクツ展が例年より一週間後ろ倒しになったと想像していますが、お陰でとんだとばっちりです。そんなこんなで、クリスマスまで風邪をひく訳にはいきません。

■2011年12月 1日 (木) つくば実験植物園A

どこの植物園でも、生物多様性については個々に取り上げていますが、つくば実験植物園で面白かったのは「カキの生物多様性」という切り口でやっていたものです。数少ない在来性フルーツであるカキ(正式にはカキノキ)をこの様に捉える機会は余りもっていなかったので、とても新鮮に感じました。交配など品種改良によって、カキノキの種類はなんと千種にも及ぶそうです。私の地元では有名な「禅寺丸」がちゃんと載っていました。人工交配などと云うと胡散臭さを感じてしまいがちですが、土地にあった美味しいカキを作ろうと築いてきた先人たちの心意気に触れることが出来ます。ところでカキのタネは一体いくつあるでしょう?お菓子のカキのタネは袋にたくさん詰まっていますが、自然界ではある一定のルールで品種ごとのパターンが決まっています。受粉できなかった不稔の分も含めると、一個のカキの実のなかにあるタネの数は一定です。


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