
| ■2011年9月30日 (金) 膜翅目@ |
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昆虫はやたらに数が多く、憶えるのもめんどいのですが、仲間というのを大雑把に捉えておくと意外と役立ちます。たとえばハチは表題にある「まくしもく」というカテゴリーに入っておりますが、この仲間にはアリンコがいます。つまりアリとハチが親戚筋だということが分かってきます。アリも一時期羽が生えて飛びますが、そのときの羽の構成はハチと似ています。いずれも二対(四枚)の羽根を持っていますが、前の羽根(前翅)は後ろのそれ(後翅)より大きくなっています。後翅には鈎のような突起があり、飛ぶときはこれで前翅に合体させて一枚の広い羽根にして飛びます。通常状態のアリに翅がないのはおそらく退化したからで、これからすると進化の過程でハチからアリが分化したと云うことになるのでしょう。ハチに刺されると腫れるのは、ハチには毒があるということですが、実はアリにも蟻酸という毒があります。種によってその生態は異なりますが、ハチもアリも集団で社会生活をする種がいることも共通点です。地面を這うアリを見たらバカにせず「ハチの進化型なんだ」と敬ってくれても良いのかも知れません。 |
| ■2011年9月29日 (木) TyphoonD |
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人工林と似たり寄ったりが、都市の街路樹(並木)です。ほぼ100%が挿し木であり、均等に植栽されているために、高木同士で支えあうようなこともありません。都市部はビル風や道路沿いに突風が吹くことも度々で、そのような環境下ですので、台風の時には威力が倍加することは違いありません。台風15号のTVニュースでも、あちこちで街路樹倒木の話が出ていましたが、折れやすい樹というのも傾向的にあるのかも知れません。プラタナスやユリノキは簡単に枝から折れますが、これは強風時のヨットのようなもので、幹を守るために適当なところで自ら枝払いをしているのだと思います。でなければ数百年も生き延びることは出来ません。頑張らずに長期的に見て、引くところは引くという撤収ポリシーを持っている生きものは強いです。更にいうと関東地方の街路樹のチャンピオンであるケヤキは、そもそも枝ごと種を飛ばす工夫をしていますので、秋の台風はむしろ「待ってました」という感じなのかもしれません。挿し木ゆえで根こそぎ倒れることを凌げれば、自種のテリトリーを広げる格好のチャンスだと云うことでしょう。 |
| ■2011年9月28日 (水) TyphoonC |
先週末は久しぶりに裏高尾で森林整備を行いましたが、間伐予定のヒノキ林がエライ事になっていました。30年生のヒノキの巨木がいとも簡単に根元から倒れておりました。ヒノキ林は雑木林などに比べると高くなった樹冠(樹木上部の広がり)が密に重なるため、その林床は暗く生きものの種類も数も少ないのですが、この日は幾本も倒れており不気味に明るくなっておりました。 倒れたヒノキの根を見てみると、直根は殆どありませんでした。下手をすると支持根の深さは1mもない感じです。また、挿し木(植林)ということと、急斜面ということも相まって、ちょっとした風や雪で倒れてしまうのも仕方ないようにも思えました。自然災害に対しての単相人工林の脆さの一端を垣間見た感じです。ちなみに広葉樹中心の雑木林のほうは、枝はかなり折れているものの、幹は持ちこたえていて、しっかりと地に根を張っていることが覗われます。程度問題ということもありますが、多様な樹種に囲まれている一角は、このような自然災害にも耐性があるという気がしますん。 |
| ■2011年9月27日 (火) TyphoonB |
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低水敷には多くの草や低木が育っています。彼らもまた「洪水」によって分布域を増やしております。歩けない植物たちは自分たちの種族?の拡大を図るために、あの手この手で種子の広域散布を狙っています。植物の一生の中で「唯一、種子の年代こそが移動できる」ステージだからです。たとえば多摩川の低水敷には結構大きなクルミの木(オニグルミ)が散在しています。彼らは「洪水」を待っています。クルミの実の中央、タネの部分は表面が凸凹で、しかも中空の部位があります。水に浮かせてドンブラコと勢力拡大を狙うための戦略です。オニグルミが河川流域に分布している理由にはそんなところもあります。また、草についても低水敷に繁茂している多くの種は、水の助けを借りて分布を広げているようです。そのため水に浮きやすいタネを持っています。ヒシ、オナモミ、アレチウリ、オランダガラシなど数え上げれば枚挙にいとまがありません。年に1〜2度かも知れませんが勢力拡大の一大チャンス、台風を心待ちにしているのが彼らです。 |
| ■2011年9月26日 (月) TyphoonA |
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以前、多摩川のそばに住んでいた時には大雨のあと氾濫原(低水敷)を見に行くと、流されたナマズや巨大なヘラブナをたくさんガサガサでゲットすることが出来ました。普段は草の生えた河原ですが、こういった低水敷があることで増水時の魚の避難場所になります。多摩川の良いところは、低水敷草地を掘削せずあちこちに残しているので、結果として多くの魚が生き延びることが出来ます。都心の三面護岸(左右と川床がすべてコンクリになっている川)の河川や、隅田川や荒川のように低水敷が殆どない川では、台風などでの増水時には遊泳力の弱い小魚たちはすべて流されてしまいます。 流されること事体は大変なのですが、多くの淡水魚類は「尋常じゃない氾濫」を利用して、それぞれの分布を広げてきたことも事実です。 メダカのように、洪水で一旦海に流されてから隣の河川に遡上することで分布を広げてきた種。あるいは大洪水による決壊や流路変更で分布を広げてきた種、など様々な恩恵を実は淡水魚たちは受けているのです。そうでないと人為が及ぶ前の分布拡大(太平洋にそそぐ河川→日本海にそそぐ河川への移動)、通常は河川とつながっていない池沼への進出などは、大洪水抜きには語れません。 |
| ■2011年9月22日 (木) Typhoon@ |
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最近の台風は、あまり関東に来ないなと安心していたら、南の洋上で徘徊していた15号がパワー全開でいきなりやって来ました。予定していた都内の会合は中止としましたが、危惧したとおりTX(つくばエクスプレス)も止まってしまいエラい目に遭いました。たしかに温帯モンスーン気候域に巣食う民族の一員としては、この自然現象について油断してはいけませんでした。 子供の頃は大きな台風が来るときは、大人たちの騒ぎを横目にワクワクしたものですが、いつの日にか、こういった感覚はなくなってしまいました。今回も自宅の菜園はずいぶんやられたようで、本来は早く戻ってケアすべきところですが、週末までは我慢しなければなりません。大人になるとどうしても秩序を重視してしまうものですが、自然界ではこういう「かく乱」は日常茶飯事の話です。なかには明らかにかく乱を想定した生存戦略を組み立てている生きものが結構おります。日本列島の生物多様性には台風が一役買っていることは間違いありません。 |
| ■2011年9月20日 (火) kamaA |
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電車内で、iPodで鎌の画像をみていたら隣に座っているOLから怪訝な顔をされてしまいました(汗;。何はともあれ鋸鎌というのはなかなか便利ですが、気にいらない点が一つあります。それは素人では研ぎなおしが出来ないことです。平刃だと砥石で再生できるのですが、複雑な刃目なので素人が下手なことをすると却って鈍ってしまうからです。波目刃は刃こぼれが少ないのがメリットですが、基本的には使い捨てになってしまうと安曇野の人も言ってました(ボロボロになるまで使い潰したようですが)。確かに平刃は簡単に刃こぼれしますので、ものは考えようです。他にも裏目刃といって鈍るのが遅い刃の鋸鎌もあるようですが、構造が更に複雑なため波目刃に比べてやや価格も高くなっています。耐久性と価格のトレードオフが、どのような感じなのかは比較使用してみることで分かりますので、裏目刃の鋸鎌も、そのうち購入しようと思います。ちなみに野菜畝に残った雑草の根も、この鋸鎌を使って土ごと切ることが必要のようです。小生の菜園では畝からは雑草の根を撤去してましたが、作土の団粒化を維持するため、および寝ている雑草種子を目覚めさせないために、畝の耕起は極力抑えるというのが自然農のレクチャで聞いた話でした。埋土種子のことは確かにそうですん。 |
| ■2011年9月17日 (土) kama@ |
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この夏、NHK「おひさま」に感化されて安曇野の自然農ペンションに行って、自然農法のレクチャを受けましたが、彼らの使っている道具のところでちょっと驚いたところがありました。いままで小生が菜園で使っていた鎌は片刃の草刈鎌。どこの家庭でも持っているシンプルなやつです。 ところが、自然農法では周辺の雑草を必要最小限しか刈らないので、草刈鎌ではなく鋸鎌を使っていました。↓ 草を片手で押さえてのこぎりの様にむしり切る鎌です。刃は平たくなく、パン切り包丁のように波目になっているやつです。むしり切るにはこの刃が必要で、太い雑草でも茎でも難なく刈れます。東京に戻ってから、さっそくアマゾン経由で購入しました。使ってみるとなかなか優秀、伸びに伸びたチカラシバのブットイ根元からバリバリと刈るのは、とても爽快です。自然農法では野菜の芽に日陰を作らないように、周辺雑草を刈るので根は残します。普通の鎌だと根も引っ掛けて抜けてしまいますが、鋸鎌だときれいに地上部だけ刈り取れます。 |
| ■2011年9月16日 (金) BS-digitalA |
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あらたに増えるチャンネルは何かといえば、アニマックス、FOX、Jスポーツなど、来年にはディズニー系チャンネルも加わるようですが、これらは以前スカパーで見ていたチャンネルばかり、今の関心事ではあまり食指はそそりませんが、なかでも注目はBSスカパーです。独自の衛星を持ってe2やCS放送を流しているスカパーが何でいまさら?と思いましたが、しばらく無料放送を行うようなので、おそらくe2への撒き餌なのでしょう。そうなるとあまり美味しそうなコンテンツは期待できませんが、取り敢えずはタダなのでチェックをしておきたいと思います。最近はほとんど関心がなくなってしまいましたが、Jリーグの試合は一部見られるかも知れませんね。その昔、小生自身はCSスカパー!経由でWOWOWに行きついたこともあるので、この入口戦略は間違っていないと思います。10月からのBS放送、WOWOW選択肢の増加もあって忙しくなりそうです。ますます地上波は見なくなりそう。教養番組は良いのですが、借り物でキアイの入っていない番組が散見される衛星放送。量だけでなく質の方もアップして欲しいと思うのは私だけでしょうか?。 |
| ■2011年9月15日 (木) BS-digital@ |
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まだまだ暑いですね。おかげで種蒔きも延期と相成りました。さて、バラエティやお笑い系が好きでない小生(最近使わなくなりましたが復活しようと模索中)。ろくに地上波テレビを見ていないため、地デジ化の恩恵はほとんど受けないと思っていたのですが、意外なところでメリットを享受できそうです。地上波に相対して衛星放送も7/24にアナログ停波したために、空き帯域を新たにBSデジタル局として使えることになったためです。現行は12チャンネルあるそうですが、これが10/1から24チャンネル化、来年3月にはさらに31チャンネルとなるそうです。拙宅および実家では、地上波はケーブルTV局経由、BS衛星放送はパラボラアンテナから受信していますが、小生が見ているほとんど(8割)が衛星放送です。こうなるとケーブル局へはお布施を払っているようなものです。そんな衛星放送ヘビーユーザーなので、選択肢が増えることはとても有難いこと。とくに、小生の好きなWOWOWはなんと3チャンネルのフルHD化されることになり、録画予約するHDDの容量が気になり始めました。 |
| ■2011年9月14日 (水) UNDB_3 |
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短期目標とはいえ、2020年までの10年という長い期間の行動目標ですので、付け焼刃的な対処法ではなかなかモノにはできないでしょう。日銭を稼ぐためのカイゼンならば日本人は得意ですが、こう云った長スパンの戦略目標(ミッション)は苦手です。いい意味でも悪い意味でも忘れやすい国民性なので、狩猟民族のような周到性がありません。日々黙々と努力する国民性は事実ですので、早くそのレベル(日常生活)にまで落とし込むことが重要なポイントになります。仰々しいミッションを意識せずとも生物多様性が損なわれないような社会にするように導かねばなりません。そして何より、将来の社会を支えていくのは若い世代です。彼らをターゲットにした普及啓発をしなくてはいけません。幸いにも、私たちが取り組んでいる自然観察会では、子供たちや親子連れ向けのものも多く企画しているのです。今まではシンプルに「自然を好きになる」「生きものに興味を持つ」ように仕掛けている観察会を一歩進めて、生物多様性というちょっと難しいテーマを、なるべく飲み込みやすい形にして伝えていく工夫をしていかねばなりません。子供が変われば家庭が変わる、家庭が変われば社会が変わる、そう信じてやっていきたいと思っていますす。 |
| ■2011年9月13日 (火) UNDB_2 |
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ここでも書きましたように、UNDBを推進する日本委員会が発足し、その第一回目の会合を傍聴しました。各界から錚々たるメンバーが揃っていました。たしかにそれはそれで良いのですが、トップダウンだけでは国民は動きません。ボトムアップという言葉が適切かどうかは分かりませんが、国民のなかで意識を共有して、一人ひとりが問題意識をもって「何かをせねば」とならないと、その目的の達成は困難でしょう。それを働きかける活動を行なう体制づくりが必須です。生物多様性概念を普及していくための市民活動組織です。その一端をじつは私も課せられていると感じています。自然観察指導員でもあり、グリーンセイバーマスターでもある自分は、生物多様性の大切さと、今の状態を周りの人たちに発信していくだけの情報は持っています。わたし自身の出来ることは僅かですが、こう云ったムーブメントを局地的に起こすことで、その火が少しずつ広がっていく助けにはなると考えています。時間的にもなかなか厳しいのですが、UNDBはすでに9ヶ月が終わろうとしています。震災というアクシデントが、まさに出鼻をくじく災いになったことは否めませんが、泣き言を言っていても始まりません。これから少しでも前進していくことが大切だと念じています。 |
| ■2011年9月12日 (月) UNDB_1 |
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この「UNDB」という言葉でピンとくる人は殆どいないと思います。国連生物多様性の10年を略してUNDB(The United Nations Decade on Biodiversity)と呼んでいます。昨年10月に名古屋で開催された、第10回生物多様性条約締結国会議「COP10」で採択され、暮れの国連総会で決議された愛知目標(The Aichi Targets)の短期目標年2020年までの10年間(つまり今年から)を指しているのがUNDBということになります。愛知目標は20に分かれますが、平たく言えば2020年までの10年間で、いま急速に失われている生物多様性の損失を食い止めるということが国際的に合意されたということになります。つまり各国は約束をしてしまったので、このための体制作りとアクションを起こすことをせねばなりません。生物多様性をどうこう出来るのは、行政や企業だけではダメで、国民的な動きがないと決して具体的な成果は出てこないでしょう。例として適切ではありませんが、この夏の電力逼迫に対して、行政や産業界以上に国民の一人一人協力があったから、対前年比較で21%もの節電が出来たのでしょう。言いたいことは国として何かをやる場合、結局のところは国民が動かないとダメだということです。生物多様性についても同じことが言えます。 |
| ■2011年9月10日 (土) 大百足D |
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ここまで百足で話を引っ張るつもりはありませんでしたが、どうしてもキモイ、コワイ話には際限がありません(笑)。今回で終いにします。さて、百足君はその面妖な外観から妖怪「大百足」としても登場し、各地の伝承に取り上げられています。大きさはハンパではなく、山を越えてのとぐろ蒔きというので全長数キロにもなるサイズです。実際の百足君のケースでは、大きい奴はセミなどの大型昆虫や小動物の雛なども一撃だそうで、その感じからいくとモスラなどは一たまりもないはずです。伝承の世界で良かったと思います。百足君はいずれもヒール役ですが、その強さしぶとさにあやかって神格視されている面もあり、戦国武将の甲冑模様や旗差物になったりもしています。悪趣味だとは思いますが、生死紙一重の世界では仕方ないのかも知れません。 生態学的には百足は多足類にあたり、昆虫のルーツでもあり古いグループなのですが、しぶとく今日までプレゼンスを保っているのは、やはりその基本設計がしっかりしていることだと思われます。個人的にはあれだけ脚があるのだから、間違っても天井から落ちてくるようなマネはしないで頂きたいと思います。(汗;。 |
| ■2011年9月 9日 (金) 大百足C |
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前項で気づいた方も多いと思いますが、ゴキブリ対策として百足君は有効です。アシダカグモという大型のクモは我が家でも時折見かけますが、これはゴキブリ退治の守り神的なポジションを得ています。百足君もちょっと足は多くて気持ち悪いですが、ゴキブリ退治予備隊ぐらいの尊重をしてあげても良いかも知れません。ただし注意点があります。百足君はやたらめった噛みつきます。決して触れてはいけません。巨大なものは鳶頭百足(トビズムカデ)と言いますが(とび色というのが微妙)、これより小さめの青頭百足(アオズムカデ)の毒はとくに強烈だそうです。噛まれて死ぬことは無い様ですが、過去に噛まれた方はハチ毒同様にショックが生じる可能性があります。このように、家人にとって百足君の存在は功罪半ばというのが正しい評価のような気がいたしますが、現実的にはネガティブ的存在になっているのが残念ではあります。いずれにしても「Do Not Touch!」であることは違いありません。百足用の強力殺虫剤も市販されておりますが、強い薬剤のため使用しない方がベターです。どうしてもというなら瞬間凍結式のものにしましょう。軒先のハチの巣にも使えます。 |
| ■2011年9月 8日 (木) 大百足B |
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生きものの動態を見極めることは重要で、百足君のケースでもその生態を知っておいた方が良いと思います。同じマンションで百足に困っている家をトレースしてみると、全てがすべて小さな子供の居るご家庭でした。子供なし夫婦共働きの家、子供が巣立って老夫婦の家などでは百足遭遇はありません。あくまで拙宅コーポラ内の話ですが、これには理由があるはずです。 百足君は何を食べるでしょう?彼らはがっつり肉食派です。つまりダニやゴキブリチビなどの仔虫を捕食します。これらの虫が好む環境は、床に餌がたくさん落ちている環境です。大なり小なり子供がいると、床には食べかすが散乱します。それらはつまり百足軍団の餌となる虫たちを培養するには格好の環境です。つまり、百足を遠ざけるためには子供を追い出す....ではなくて床掃除をまめに行なうことが必要です。すべての生きもの、餌がないところには基本的には寄ってきません。生き残るための最も重要なポイント、拙宅コーポラの事例から、餌場を作らないことが重要だと私は考えています。外食を増やし、家では飲み食いしないと百足君は減りますが、おそらく財布も健康も痛んでくるので、そこはやはり整理整頓とお掃除に注力することをオススメします。 |
| ■2011年9月 7日 (水) 大百足A |
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なにしろあの脚数ですので、フィットワーク軽く神出鬼没のようにも思えるのですが、出現するのは結構限られた環境です。先に述べた暗いスポット、それからもう一つは湿った環境です。干からびた環境を好んではいないようです。つまり暗くて湿っているような場所を出来るだけ作らない様にしたいものです。拙宅でいえば出現ポイントは限定されていて、玄関濡れ縁と浴室です。玄関は基本的には梅雨明けから秋口まで開けている(網戸)のですが、夜になると誘導灯がある外側通路よりも玄関の中が真っ暗になるので、百足君が洞穴だと勘違いして入り込んでくるという仮説を立てて、玄関の灯りをLED化して暗くなると常時点灯に変えたところ訪問はなくなりました。浴室は使った後、浴槽から水抜きをして蓋を開けておく。排水口は塞いでおく。などの措置でかなり出現頻度は低下すると思います。最近の家は24時間換気が多いので、水抜きをしておけば浴室の湿度はかなり適正化するはずで、少なくとも裸で大騒ぎするような事態は減ると思われます。洗面所も同じで、濡れたものを放置しないこと。換気扇を回すこと。電灯をLED化して点灯しておく。などの措置で、結構繊細な彼らは出現を諦めると思います。 |
| ■2011年9月 6日 (火) 大百足@ |
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平日不在にしていると、家からときどき他愛もない緊急通話がきます。ネタはおおむねゴキブリの発見などで、遠隔にいるので潰せるわけでもないのでどうしようもありません。クモに無干渉な我が家でも、遭遇時にとりわけ問題視されているのが「百足:ムカデ」です。里山を造成して作ったコーポラなので、ここではよく先住者がその主権と存在を主張するかのように露わにします。夏の前後に出現することが多いようですが、今年は9月に入ってすぐに出現しました。しかも大物だったようです。電話口の向こうでの騒ぎと、あわれ粉々になって昇天してしまったムカデ君に心より合掌しました。見た目でかなり損をしている百足ですが、本当にそんなに悪玉なのでしょうか?少なくとも「このところ安穏としている様だから、今日はひとつ家人を驚かしたり嫌がらせをしてやろう」とか悪意をもって颯爽と飛び出してくるとは思えません。おそらくウロつく彼等なりの必然性があるのでしょう。先ずは日々生き延びるのが、百足に限らず生物の最大の本能であるわけで、その条件をチェックしてみましょう。初めに百足は夜行性です。目もない種もいるぐらいですので、これを理解しましょう。とは云え、この節電時代に24時間家中の灯りをつけておくわけには行きません。出来るのはモノを散らかして陰になる部分を出来るだけ作らないことでしょうか?整然とした部屋には百足君は足?を向けないはずです。 |
| ■2011年9月 5日 (月) クモ男爵 |
![]() これは先日,WOWOWで放映されたウルトラQの一話ですが、これに限らずクモ=悪者という単純な図式が出来上がっているのは、実にけしからん話です。拙宅では「クモは家の守り神なので殺傷すべからず」という掟が、長らく伝承?しているため、カミサンも子供も騒がずにおります。築五年で早くもアシダカグモが住み着いたのには流石に驚きましたが、庭も含めて拙宅ほどクモにフレンドリーな家はないと思います。さて、拙宅菜園は自宅前庭と 屋上菜園の二ヶ所に別れているのですが、屋上菜園でなんとナガコガネグモが巣を作っていたのでビックリしました。このクモはけっこう大型で鮮やかなのですが、水辺しか巣を張りません。屋上菜園の一角にセコいビオトープを作ったのが幸いしたのでしょう。屋上でしかも近所に水たまりもない環境にもかかわらず、羽根のないクモがどうやって来たのか、まったくもって不可思議です。水辺のもつ環境的価値と、生きものの不思議な営みについて考えされられた一件でした。 |
| ■2011年9月 3日 (土) 生物多様性の10年日本委員会 |
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ウェブ更新作業でエネルギーを使い果たしたためか間が空いてしまいました(笑)。 今週、気になる会合があったので傍聴券をゲットして聞いてまいりました。「第一回生物多様性の10年日本委員会」です。昨年のCOP10で条約締結各国が約束した通り、今年から2020年までに生物多様性の概念について国民のなかで主流化し、その損失速度を劇的に改善することを進めていかねばなりません。いわゆる「愛知ターゲット」です。この十年間を占う大切な初年、政府、自治体、産業界、市民、教育現場それぞれのセクターが連携しあいながら進めていく、旗振り役のトップ組織が「生物多様性の10年日本委員会」になります。ここが妙な足並みだと困るのでチェックもかねて出向いたのですが、各委員がそれぞれ活動ベースを持っているので、考え方もしっかりしているという印象をうけました。退任される江田環境相もしっかりと自身の言葉で語っておりました。国家戦略の旗振り役組織としては、まずは合格です。ただし、国民のうねりを起こせるかどうかはまだ分かりません。震災の影響で日本中が凹んでいるので、生物多様性を念頭に置いた「自然共生型社会」構築を国民的な共有認識にできるかどうか、それは各界の偉い人間にかかっているのではなく、私たち一人一人の市民、とりわけこれからの日本を背負っていく若い人たちの行動にかかっています。これをどう仕掛けていくか、私にとっても熱い10年の始まりを予感しました。台風の行方が気にかかりますが、今日は横浜市で生物多様性イベントが開かれるので出かけていく予定です。できる人間、できる地域、できる自治体から順次開始していき、それが全体のうねりになればと期待しています。 |