
| ■2011年6月30日 (木) 指導員講習会B |
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二つ目は、あらためて言うまでもありませんが、相手の目線に立ったコミュニケーションです。一言で表すと「心配り」でしょうか。でも、これはなにも自然観察会に限った事柄ではありません。 家庭、職場、公共の場、いずれでも大切な要素でしょう。「話す」だけから、「伝える」に。そこから一歩進んで、「感動してもらえる」までになるまでは、相手に心配りしたアプローチは欠かせない要素です。立ち位置や間合いなどもその要素の一つになります。これらの「心配り」と、「笑顔」、そしてもう一つは「準備」でしょう。感動を伝えるものが何かを掴んでいないと、片手落ちです。下見を通して知識を深めたり、必要な資料やスケッチ、小道具を準備したりすることが、観察会をさらに実り多いものに出来るはずです。年に一回、新人受講者に対面する機会をもつことで、自分自身も忘れがちな要素を思い起こしてくれるので、これは今後ともチャンスがあれば参加していきたいと思っております。 |
| ■2011年6月29日 (水) 指導員講習会A |
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講師から、新指導員へのチェックポイントとして云われているものに、笑顔と気配りというものがあります。指導員という響きが適切かどうかは分かりませんが、指導員たる自分があって、それに対して相手(参加者)が居るという訳ですので、この「相手にどう感じてもらえるのか」が、指導員が存在する究極の目的です。つまり、評価の尺度は自分側には無いということを認識しなければなりません。熱意は不可欠ですが自身の考えを吐露するだけでは、相手は受け入れてくれません。「言ったけど伝わらず」という段階です。相手の感情を如何に揺さぶるかは、相手を意識したアプローチをしなくてはいけないという言うことです。そう云った場合、自身で出来ることは限られますが、まずは「笑顔」です。これが指導員にとって最も基本的で、且つ何より必要な要素です。これは、ベテランでも時々忘れてしまいますので留意が必要です。かく言う私も時折撮られた写真を見て、あまりに真剣な顔をしているので愕然としたことが幾度かあります。 |
| ■2011年6月27日 (月) 指導員講習会@ |
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昨年に続いて、自然観察指導員の講習会に講師として出掛けてきました。場所は同じく八王子の大学セミナーハウス。3日間のプログラムも、今年は計画停電実施を想定し夜間講義を避けて、この春に見直したものです。そんなわけで勝手が違うなか、私は3日目の実習講師として参加しました。実習講師とは、講習会受講者に実際に短時間の自然観察会をしていただいて、最終的に新指導員として一歩を踏み出すための、助言とサポートをする講師です。私自身も数年前に受講したばかりの人間ですので、大したことは出来ないのですが、それでも自然観察会をいくつかやって来た身としての体験もあるので、そういう視点で講師を務めさせてもらいました。感じたのは、受講者当人はけっこう緊張しているということでしたが、やはり自然観察会と云うというのは、コミュニケーションの場であるわけで、指導員としての大切なポイントは知識ではなく「その人となりの素」をどう磨くかにかかっているものだと、あらためて感じました。 |
| ■2011年6月25日 (土) つくばD |
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ポジティブなことばかり書くのも何なので、いくつか気になったことも取り上げましょう。まず第一は図書館のお粗末さです。これは施設とか蔵書内容とか云う話ではなく、運営スタンスです。つくば市中央図書館はつくば駅のそばにありますが、開館時間は何と午後5時まで。社会人はまったく利用出来ません。木曜日のみ7時まで開けているとのことですが、たった一日に合わせて通うことは、ほとんど不可能です。震災の影響がどうたらと釈明していますが、これは公共サービスの怠慢以外の何ものでもありません。そのうち節電だからとまたサボり始めるはずです。茨城県民は辛抱強いのか、都市図書館の標準を分かっていないのか、ちょっと呆れる話です。 |
| ■2011年6月24日 (金) つくばC |
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この町で感心したことはチャリ行のインフラがしっかりしている点です。ちなみにつくば駅から研究所まで、チャリ道経由で信号なしで行くことが出来るので、これは楽チンです。しかも並木道や公園のなかを走り抜けて行くため、結構爽快です。あまりに快適なので、コーダ君を連れてくれば良かったかもしれないと、最近はちょっと思い始めています。平野部が多いためか、サイクリングロードも充実していて、以前のローカル鉄道跡を「つくばりんりんロード」として整備しました。これも、そのうち走ってみたいと考えています。坂だらけの多摩地域も脚力を鍛える意味では悪くはありませんが、この齢になると、あまり頑張るのも如何なものかと思いますので、こちらに通う間はポタリングを楽しもうと思っています。 |
| ■2011年6月23日 (木) つくばB |
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TXつくば駅がある市中心部は「つくばセンター」とか呼ばれているようで、西武百貨店はあるは、ホテルオークラはあるはと、なかなかハイブロウな雰囲気です。個人的には立食いそば屋もないような駅前は評価対象外ですが、放置自転車がほとんど全く見えないのは、なかなか出来ることではありません。チャリ人口が決して少ないとは思えないので、相当にしつこく取り締まったのでしょう。そんな空気を読んで、私もママチャリ置き場を5千円も出して確保しました(かなり高い印象)。たぶん、これに限らず茨城の他のエリアよりも、相対的に物価は高そうな感じですが、目障りな電柱もなく、町中がさっぱりしているので、個人的には嫌いな街でありません。 |
| ■2011年6月22日 (水) つくばA |
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どの土地にもそれなりの歴史がありますので、その土地に馴染むことの第一歩は、そこの歴史を知ることだと感じています。つくばエリアは平安時代に多気氏が支配し、その後、小田氏の本拠地となりました。わたし自身の遠い先祖ですが、北畠親房という人物がいましたが、その名著「神皇正統記」は、ここ小田城で書き上げたという言い伝えが残っております。筑波山のふもと新治には親戚もおりますので、そんなわけで多少なりとも筑波エリアには縁があるのだと感じております。さて、江戸時代には谷田部藩(細川氏)が領地を得ていて、水戸藩と供に徳川幕府を支えたようです。谷田部というと、古いクルマ好きには忘れられない「谷田部テストコース」なるものがありました。バンク付きのオーバル5kmの、ひたすら高速で走り続けるようなコースで、新車の試験や最高速の測定などが行われていたようです。トヨタ2000GTなど、ここで高速記録を樹立したクルマもあります。残念ながらこのテストコースの場所はTXの駅になってしまい、移転してしまいましたが、この地が日本の自動車産業発展の礎になっていたことは知っておくべきでしょう。 |
| ■2011年6月21日 (火) つくば@ |
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さて、もう少し身の丈にあわせた視点に変えてみましょう。勤め先のあるつくば市についての話です。つくば市というのは茨城県南部、筑波山のふもとに位置する、人口にして21万の市ですが、まだ20数年の歴史しかありません。1987年、谷田部町など町村が合併して出来たのがつくば市で、学術・研究都市として、多くの政府系研究機関がこの地に移転してまいりました。筑波大学も東京教育大を改編して、この地に移転しました。そのときに新たに街区設計をしたために、地方都市としてはあか抜けた町並みになっています。しかもあちらこちらに公園が散在しているので、非常に落ち着いた雰囲気です。少なくとも町中にいる分には「茨城県」を意識することはあまりありません。タクシーの運転手さんからの言葉で分かる程度です。そういう意味では、わたし自身の茨城への印象というのは、とても偏ったものになっておりますが、それを踏まえてお聞き下されば有難いです。 |
| ■2011年6月20日 (月) リカバリー |
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ご無沙汰しました、9日ぶりの投稿になります。実は先週末に勤め先研究所の設立記念シンポジウムが開催されて、その準備に実行委員長として、朝から深夜まで文字どおり忙殺されておりました。ボランティア活動ではイベント慣れしている私ですが、業務では、国内外からVIPを呼んでの、これほど大きなイベントの指揮は初めてであり、しかも終日英語ということで、さすがに準備には面食らいました。そんなわけで、しばらくの休止まことに申し訳ありませんでした。お陰様で大きな粗相も無く、無事に終了しましたので、早速本日から日和見ノートを再開させていただきます。たしか茨城県シリーズをやってましたので、そのつながりで、もうすこし絞った「つくばエリア」を、まだまだ新参者ですが私なりに紹介してまいりたいと思います。(知らずに司会モードになっている自分:(笑))。 |
| ■2011年6月11日 (土) いばらきC |
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前述のとおりコア部なるものが見当たらない茨城県。それだけに一言では語れません。いま自分が抱いている茨城の印象自体も、おそらくつくばエリアでのもので、全てを知ってあれこれ云っている訳でもありませんが、わたし的には結構居心地がいい地域だと感じています。北関東という区分にはなっていますが、風土としては微妙に東北でもあり、微妙に関東でもあるような県です。北部、沿岸部では震災・津波被害もかなり受けているのですが、東北各県に比べるとメディアでの露出はぐっと減っています。復興を急ピッチで進めるうえで、全国的理解や支援は必要なのですが、この点で県としての踏ん張りを期待したいです。もちろんわたし自身も、茨城県の復興とPRに微力ながら協力して行く所存です。 |
| ■2011年6月 8日 (水) いばらきB |
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茨城は霞ケ浦、涸沼や鹿島灘などをひかえ、水産物も豊かです。ワカサギ、シジミ、コイなどの淡水もの、ヒラメ、アンコウ、ハマグリなどに海の幸が名産ですが、福島原発の汚染水排水で海は相当ダメージを受けております。海産物への影響(とりわけ長期的な影響)を特に心配しています。通常の生態系というものは汚染などへの浄化力はある程度もっているのですが、平常時ではない放射線量への影響については当てはまらないでしょう。風評被害を最小限にするためにも、少なくともモニタリングをしっかり行なって、消費者に安心を与えるような取り組みをやらないと事態は益々わるくなります。農業に比べると、水産物は情報公開が遅れている点も、以前から感じておりますので、これを機会にきちんとモニタリングデータを公開するべきでしょう。買うのは消費者、彼らが何を望んでいるのかを第一に考えないと、これからの立ち直りは難しいです。 |
| ■2011年6月 7日 (火) いばらきA |
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現県域の大半は常陸国、サブで利根川以北の下総国ということですが、水戸が県庁所在地になったのは、言うまでもなく水戸藩という存在が図抜けていたためでしょう。ところが今は、日立、ひたちなか、水戸、鹿島、土浦、つくば、取手、古河という形で見事に分散していて、コアとなるエリアが見当たりません。県としての纏まりや一貫性が希薄なのは、こういった地理的な要素もあるのでしょう。選挙での投票率もかなり低い県のようです。森林率3割程度という数値から見られるように、全国的にみても平野部(農地)に恵まれているため、コメだけではなく多くの農畜産物が出荷されています。農家戸数、農家人口、耕地面積など全国トップクラスです。メロン、スイカ、トマト、鶏卵、鶏肉、豚肉などが有名です。全般的に食べ物が美味しいと感じるのは、産地が近いからかも知れません。 |
| ■2011年6月 3日 (金) いばらき@ |
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これからしばらく通うことになる土地については、多少の知識は必要だということで、調べることにしました。カミさんの出身県でもあり、知っておいて損はなかろうということもあります。そもそも茨城の読みが「いばらぎ」なのか「いばらき」なのか良く認識しておらず、そこから検証を始めることにしました。この地の古文書の類いは奈良時代に編纂されたという「常陸国風土記」というのが有名です。そこでは「茨城」という名は沢山に分かれていた郡の一つに過ぎませんでした。水戸がたまたま茨城郡に属していたために、廃藩置県のあとにこの県名になったようです。茨は「いばら」で、云うまでもなく棘のあるツル性植物(おそらくノイバラの仲間)を指しており、それに覆われた地名というのが由来になっているのでしょう。「城」は「城崎:きのさき」「宮城:みやぎ」の例からみても、どちらでも可と思われるのですが、万葉の昔から「むばらき」「うばらき」と呼ばれていたようなので、「いばらき」というのが正しいとされています。これは大阪にある茨木市も同様に「き」です。それにしても「イバラの道」とネガティブに捉えがちの言葉を、敢えて国名に付けたのは太っ腹というか、無頓着というべきか、このあたりが茨城県民性なのかも知れません。 |
| ■2011年6月 2日 (木) 水有月A |
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タイトルは旧暦名のパロディですが、生態系という見方では、この時期の雨は迷惑な存在ではなく、多くの生きものたちの営みを支えている「天からの恵み」であることは間違いありません。 この時期の出水で、出現した浅い水たまりに産卵や孵化をしたり、樹木を見ると来年に向けて、乾燥や紫外線に弱い新芽を、このときとばかり形成し始めたりと、雨期を最大限活用している生きものがたくさんおります。おかげで、多摩丘陵にある自宅の庭も、千葉の片田舎にある実家の庭も雑草?がてんこ盛り。今年は震災以降野良仕事をサボっていることもあって、真面目に草刈りしないと収拾がつきそうにありません。この週末には草刈り鎌を振り回すことになりそうです。願わくば今週末には雨になって欲しくはありません。 |
| ■2011年6月 1日 (水) 水有月@ |
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今年は早々と梅雨入りしましたが、いよいよ鬱陶しい6月です。どういう訳か梅雨入り頃によく体調を崩すことが多いのですが、今年もそのパターンにハマったようで、風邪を引いてしまったようです。確かにこの数日は、この時期と思えぬほど気温が下がってしまい、ちょっと油断したかも知れません。おまけに、ここ5年ほどおさらばしていた目眩も発症してしまいました。環境変化がストレスとして災いしたことは間違いないところです。さっそく地元の医者に行って、漢方薬を処方してもらいました。この手の病気は自覚なく起きるもので、頭では何ともなくとも、やはり身体が環境変化の負荷を感じているのでしょう。少しばかり、公私とも無理をしてきたかも知れないので、6月も問題山積みなのですが、出来るだけサボりながらやって行くことにしました。 |