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多摩川界隈

JR南武線沿いに多摩川を遡ると分かるのですが、大昔の多摩川の河口はずっと奥、多摩丘陵の外れの武蔵溝ノ口あたりでした。そこから東側は全て海面下だったわけで、上記のエリアの温泉のルーツは封印された古代海水型の温泉ということになります。

古くから掘削された綱島温泉や川崎温泉などでは、よく看板で「ラジウム鉱泉」などと称しておりますが、実態ではラジウムの含有量は現在の温泉法規定値以下なので、厳密には不当表示です。殆んどすべてが重曹泉カテゴリー。大田区〜川崎市臨海部/鶴見区あたりでは、食塩泉もしくは重曹泉でもう少し多摩川を遡るとメタ珪酸系の温泉になるようです。

銭湯名寸評
照の湯
(京急雑色)
黒湯(重曹食塩泉)六郷との間にある。広いということはありませんが、清潔感があって実に居心地がいいです。大理石風の腰掛けが据え付けられていて、これもなかなか高級感があっていい感じです。露天風呂は浅いですがのんびり手足を伸ばせる広さです。サウナも追加料金無し。温泉固有の湯の香りなど大田区界隈では一番好みの銭湯です。
大田区仲六郷3-23-6 Tel(03-3739-5527)
矢向湯
(矢向)
褐色系(重曹食塩泉)露天はありませんが浴室は広くてゆっくり過ごせます。湯温は熱くなく適当です。微かですが鉱泉臭も気に入っています。立っていると真下からジェットがでるあやしいジャグジーがあります。源泉の水風呂が嬉しいです。南武線沿線では一番気に入ってます。
横浜市鶴見区矢向5-3-19 Tel(045-581-1153)
nulandさがみ湯
(京急雑色)
黒湯(重曹泉)外観はスーパー銭湯風。銭湯にしては広い浴室と洗い場があります。露天も広くはありませんが、まあまあの出来です。これでシャンプーが置いてあったりして経営努力は評価できます。でもサウナ込みだと\800になってしまいますので、やはり銭湯だけでしょうね。
大田区仲六郷2-7-5 Tel(03-3739-1126)
千年温泉
(武蔵新城)
黒湯(重曹泉)銭湯として広さはそこそこ、露天風呂もちっこいですがあります。遠方から二十年間も通っている人もいる(風邪や病気にかかりにくくなったと言っておりました)ほどで、小生もこの泉質(温泉固有のゴム臭もあり)は悪くはないと思います。水風呂が源泉でないのが残念ではありますが、多摩区の自宅から最も近いので贔屓にしてます。日曜祝日は午前から開いているのも嬉しいところです。
川崎市高津区千年新町20-4 Tel(044-766-6240)
松の湯
(鵜の木)
黒湯(重曹泉)レトロな銭湯。ザバザバ溢れて湧出量は多そうな感じ。濃い目の黒湯(無臭)ですが、やや温度が高いのが難点、50度ぐらいありましたので源泉カランをジャジャバ出してうめました。露天はありませんが源泉水風呂あり。あとサウナ追加料金不要なのは嬉しいです。丸子橋の釣りのついでに寄るには好都合?
大田区鵜の木2-11-11 Tel(03-3758-2845)
幸の湯
(京急糀谷)
褐色系(食塩泉)羽田界隈に釣りなどで行く用事があったり、出張疲れで汗を流したいときにはオススメ。夕方以降の羽田帰着便のとき、小生も時々寄ります。全体的に清潔で好印象。小さいけれど露天風呂まであります。
大田区西糀谷1-25-15 Tel(03-3741-4321)
住吉湯
(元住吉)
黒湯(重曹泉)駅から至近、ブレーメン通りのスーパー大野屋を右に折れた先にあります。脱衣場洗い場ともにそこそこ広く、換気もまずまずです。やや薄め(コーラ程度)の黒湯ですが、効能の方は「ヒステリー、神経症に効く」と表示してありますので、イライラ・ストレス解消にはいい湯かもしれません。Tel(044-411-3653)
⇒再訪(05/4)したら廃業したようで、マンションを建築中でした(残念っ〜!)
トキワ健康ランド
(元住吉)
黒湯(重曹泉)小杉からも歩けますがちょいと遠いです。住吉高校のそばにあります。名の如く数種類の風呂がありますが露天はありません。施設はけっこう古く、浴室内の換気も不十分。濃霧の中という感じなので印象はいまいちですが、毎日十時半から入浴できるので、早風呂に浸かりたい人には貴重な選択肢です。サウナについては広く、追加料金\100で利用できます。
川崎市中原区市の坪284 TEL(044-411-5151)
ゆ〜シティー蒲田(蒲田) 黒湯(重炭酸そうだ,メタ珪酸)施設はややくたびれ気味。温泉は半露天風呂。二階のカラオケがやかましい。とはいえ交通至便なので使い勝手は悪くないと思います。
大田区蒲田1-26-16 Tel(03-5711-1126)
橘湯
(平間)
黒湯(重曹泉)平間駅から内陸に十五分位行った苅宿商店街にある。ラジウム鉱泉と看板にありますが実態は重曹泉。湯温はぬるめで適当、無料サウナや半露天など設備も悪くありませんが、入れ墨オニイサンが多く閉口。
川崎市中原区苅宿西仲町260 Tel(044-411-8010)
しのぶ湯
(大倉山)
黒湯(重曹泉)多摩川エリアというより、ここまで来ると鶴見川界隈という感じ。駅からけっこう遠いのが難点。露天風呂は銭湯にしてはかなり広いです。源泉水風呂もあります。洗い場は狭く設備はややくたびれています。
横浜市港北区太尾町803 Tel(045-531-8227)
ホテル末広
(蒲田)
黒湯(重曹泉)蒲田駅南口階段を降りて目の前にあります。本業はビジネスホテルですが、温泉のみの利用もOK(一時間半\1,050、タオル付)です。値段の割りに露天もなく広くもありませんが、夕方は空いているので意外とのんびりできます。濃い目の黒湯です。サウナは狭いですが湿式乾式2つあって、湿式はかなりタフ。サウナ室内に冷水シャワーがあるので、これを頭から掛けながら耐え忍びます。
大田区西蒲田8-1-5 Tel(03-3734-6561)
丸子温泉
(新丸子)
黒湯(重曹泉)サッカー観戦で等々力競技場に行ったときに、最寄り駅の東急線新丸子駅そばにある丸子温泉に寄りました。この周辺では比較的有名な温泉銭湯ですが、正直あまりオススメできません。水風呂もないし、何より湯温が高すぎます。脱衣所はタバコぷんぷんですので、まあこれは地元のオジイサン用のところだと思いました。
川崎市中原区新丸子675 Tel(044-711-3378)
千代の湯
(京急花月園)
黒湯(重曹泉)駅からすぐの国道沿いにある、昔ながらの銭湯です。大きめの浴槽が三つ並んでいて、そのうちの二つが黒湯(高温/低温)です。気になったのは、銭湯のどこにも温泉表示が出ていなかった点です。しかも低温湯は「薬湯」と称していました。とはいえ、つるりとした重曹泉特有の湯質でしたが、もしかすると枯れてしまいそうなのかと勘ぐってしまいます。追加料金無しのスチームサウナもありましたが、あまりに熱いので使えません。個人的にはサウナより水風呂を作ってもらいたかったです。全体的にピリッとしたものが感じられませんでした。
横浜市鶴見区生麦5-14-10 TEL(045-521-0478)
平安湯
(京急鶴見市場)
褐色系(食塩泉)あまり期待しないで行ってみたのですが、清潔な感じで意外と好印象の銭湯でした。温泉浴槽はちっこいのが一つしかないのですが、泉質は悪くありません。矢向湯と似た感じで小生の好みでした。また、これも更にちっこい水風呂があるのですが、湯の花が舞う源泉そのもので、これもなかなかのものです。サウナもちっこいですが、追加料金無しで入れますので、これも高評価。ということで、いい銭湯にあたりました。
横浜市鶴見区平安町1-70 TEL(045-502-4126)
中島湯
(京急港町)
茶褐色(食塩泉)川崎ディープサウス、京急大師線港町から徒歩10分。あるいは川崎駅東口から川04系統の市バスで中島交番で下車。商店街のなかにある温泉銭湯です。半露天風呂、大きめの水風呂、無料スチームサウナなどがあり施設は充実していますが、温泉浴槽は一つだけ。泉質は茶褐色で塩味&無臭。湯の香りを楽しみたい小生としてはもの足りません。また、ここは客のマナーが悪いのか、桶もイスも放りっぱなし。ここまで散らかっている銭湯は初めてです。朝の五時から深夜まで営業しているので、いちいち面倒見切れないということかも知れませんが、あまり再訪したいとは思う銭湯ではありません。
川崎市川崎区中島2-7-13 TEL(044-245-8951)
桐の湯
(尻手)
黄褐色(重曹泉)南武線で川崎から一駅、尻手というすごい名前の駅がありますが、ここから川崎方向に徒歩7〜8分。川崎西口からでも15分ぐらいで着けます。大通りに面していて、屋内もそこそこ清潔な雰囲気の銭湯ですが、温泉の浴槽はかなりちっこいです。…が、ここのウリはその湯の色。この近辺は黒湯か褐色と相場は決まっていますが、ここの湯は黄土色。しかも濃い目なので浸かると腹の辺りは全く見えません。塩っ気もないし無臭なので、その点では物足りませんが、湯色のインパクトは大。何となく効きそうな感じがします。露天も水風呂もないのですが、たまに来てもいいかなと思わせる湯です。
川崎市幸区南幸町3-56 TEL(044-511-4639)
政之湯
(川崎)
黒湯(含重曹・弱食塩泉)川崎東口から徒歩7〜8分。チネチッタ裏というか南町ソープ街のなかに政之湯通りというのがあるので分かると思いますが、目印は川崎リバーホテルとか云うビジネスホテルの正面。1階が銭湯(\400)、2〜3階がサウナ立山(\1,300)という作りです。脱衣場・浴室とも狭く、小さな温泉槽のほか、白湯槽と水風呂(源泉ではない)に小サウナ(追加\200)があります。湯は薄目の黒湯で塩っけがあり、温泉臭はごくわずか。出たあとに肌がすべすべになるので、たぶん悪い泉質ではないのでしょう。新温泉法の規制に則り、加水/加温の表示はしていましたが、深度70mというずいぶん浅い層から汲み上げています。湧出量はあまり多くはなさそうな感じです。周辺の環境からすると、これから足を運ぶことはそう多くはなさそうです。
川崎市川崎区南町2-3 TEL(044-222-3256)
ヨコヤマユーランド鶴見
(鶴見)
褐色系(食塩泉)場所は川崎から国道一号を行くと、新鶴見橋を渡って数百メートルの国道沿い(海側)にあります。ややアクセスが悪いのですが、鶴見駅と川崎西口から無料送迎バスが一時間に一本ずつでています。施設は立派で温泉浴槽(高温・低温)オゾンバイブラ風呂、薬湯、高温サウナ、水風呂に加えて温泉露天風呂に壷湯や足湯などがあります。この足湯はそのまま寝られるのでうっかりすると爆睡してしまいます。泉質は褐色食塩泉で塩分はかなり多く、温泉ゴム臭も強くはないですがあります。しかもここは1700mという大深度掘削のため、冷鉱泉ではなく源泉温度は40度ほどあります(とはいえ小生的には温度そのものにはポイントは高くありません)。料金は一般では\1,800ですが、タオルを持参すれば90分のお試しコース(\800)で十分です。
横浜市鶴見区下末吉2-21-21 Tel(045-585-1126)
日の出おふろセンター
(京急産業道路)
褐色系(食塩泉)川崎ディープサウス、京急大師線の産業道路駅から徒歩12分ほどと交通の便は良くありません。小生はたまたまコリアタウンで宴会があったときに、時間合わせで寄りました。大師サウナと隣接している温泉銭湯。内湯の方は温泉ではなくπウォーターのお湯で、温泉は露天風呂になります。褐色系の食塩泉ですが、鉱泉臭もなくインパクトはありません。広さの方はまあまあです。水風呂も露天ですが、こっちは垢やゴミが浮遊していてあまり綺麗でないので減点。スチームサウナ(追加料金無し)があるのは良いですが、脱衣場が狭いうえ、珍しいことに有料ドライヤーさえ置いていないので、これも大減点。ぼさぼさ頭で宴会に行く羽目になりました。
川崎市川崎区昭和2-5-12 Tel(044-288-7713)
志楽の湯
(矢向)
褐色系(食塩泉)もと町工場の敷地を改装した温泉。縄文をイメージした設計は、黒川温泉(熊本)を再生した後藤哲也氏がアドバイザーを務めたそうです。施設も凝っていて蔵石風呂、勾玉の水風呂湯、味噌樽の風呂など。特に木立に囲まれた凸凹露天風呂は面白いです(つまずき易いので要注意)。泉質は塩気の強い食塩泉で大江戸東山を薄めた風合い。源泉温は大深度掘削(1,500m)なので38.5度もあるらしいです。料金はタオル持込みで\850(週末\950)なので、あまり混んでいないのがいいです。併設の蕎麦屋「志楽亭」では縄文ぶっかけ蕎麦など面白いメニューがありました。温泉付属のレストランとしてはいい味を出しています。
川崎市幸区塚越4-314-1 Tel(044-533-8888)
第一天神湯
(平間)
黒湯(重曹泉)平間銀座商店街を抜けると太い道に当たりますので、そこの信号を渡って進むとスーパーが見えてきますので、その二階にある温泉銭湯。温泉台帳には登録されていないので無名ですが、ちゃんと黒湯の浴槽があります。とはいえやや薄目のコーラ風です。湯温は適当ですが、温泉浴槽が狭いのと水風呂が無いので減点。
川崎市中原区上平間354 Tel(044-522-0155)
富士の湯
(矢向)
黒湯(重曹泉)JR南武線矢向駅の界隈には矢向湯/志楽湯と、ここ富士の湯があります。いずれも特徴のある温泉銭湯で、ここに住んでいる人は本当に恵まれていると思います。ただし富士の湯に行くときは必ず奇数日でなければ駄目です。なぜなら一つしかない露天風呂が男性用になるのが奇数日だからです。湯は薄目の黒湯、ほのかな鉱泉臭が漂います。温泉浴槽は内湯(やや熱め)と露天(ぬるめ)がありますが、打たせ湯と一緒になった露天はなかなか出来がいいです。これで水風呂が源泉ならばパーフェクトなのですが…。サウナは別料金(\220)
横浜市鶴見区矢向3-28-12 Tel(045-581-0333)
新寿湯
(二子玉川)
褐色湯(重炭酸そうだ、メタ珪酸、メタホウ酸泉)東急線二子玉川駅そば、高島屋裏にある商店街の中に立つ銭湯。温泉浴槽はジャグジーや電気風呂と一緒にあるのですが、香りもなく色が薄いので壁にある効能書きを見ないと温泉とは分かりません。水風呂は源泉を使っているのですが、こちらは黒湯なので、おそらく浴槽は濾過しているのでしょう。温泉の有難味がないので、小生は専ら薬湯(当日は高麗人参湯)と水風呂の行き来でした。家族の買い物の間に、ちょいと一服出来るという点では貴重なロケーションです。
世田谷区玉川3-23-27 Tel(03-3700-1320)
蒲田温泉
(蒲田)
黒湯(重曹泉)JRでも京急でも蒲田駅から徒歩15分ぐらい。あやしく光るアーケードをくぐって銭湯に入ると無愛想なオバサンが迎えてくれます。温泉浴槽は高温と低温の二つありますが、小生がいたときは誰も高温槽に入っていません。それもそのはず50度ぐらいあったのではないでしょうか。あとは超音波浴槽とラジウム鉱石電気風呂、水風呂、サウナがありました。湧出量は140リットルとそこそこあるのに水風呂は源泉ではなかったのが残念です。サウナが無料とかシャンプーが置いてあったりと、顧客サービスの意識は高いとは思います。黒湯は濃い目、これで温泉の香りがよければもっとポイントは上がったのですが…。
大田区蒲田本町2-23-2 Tel(03-3732-1126)
辰巳天然温泉
(蒲田)
黒湯(重曹泉)JR蒲田駅から大森方面に徒歩十五分。呑川のそばにある温泉銭湯です。湯の黒さはかなりのもので、湯船から出ると床が真っ黒、体にも黒い滴が沢山つくほどです。湯温は40度になっていましたが、体感的には43〜4度ぐらいに感じました。ちょっと熱い感じがします。そのうえ水風呂がないのが欠点です。鉱泉臭は残念ながら殆どありません。
大田区西蒲田1-16-14 Tel(03-3753-6901)
新田温泉
(武蔵新田)
黒湯(重曹泉)駅から新田神社を過ぎて歩くこと約10分。コンパクトな銭湯ですが浴槽は小さいのが六つもあります。そのうち温泉浴槽は一つだけで、小生が行ったときは45度ぐらいあって熱すぎました。無料サウナもありましたが、これは逆に熱くないので使えません(笑)。肝心の泉質は薄めのコーヒーという感じで、鉱泉臭もなくインパクトがありません。隣の浴槽の薬湯がぬるめだったので、もっぱらそちらに浸かっていました。
大田区矢口2-5-12 Tel(03-3758-0540)
かまぶろ温泉
(川崎)
褐色系(食塩泉)川崎駅からバス(川21系・川10系)で約10分、「臨港病院前」または「藤崎四丁目」バス停下車、両バス停のちょうど中間にある。脱衣場も浴室の広さもまあまあです。温泉浴槽「自家温泉」と称し、端の奥まったところにあり4〜5人分の広さ。泉質は濁った褐色湯でやや塩辛いです。何やらヒマラヤの岩塩を通しているらしいのですが、温度はちょうどいい感じでした。朝から営業したり、ドライヤーが無料だったり、広めのロッカーがあったりと、いろいろ経営努力はしている感じがいいです。サウナ込みだと720円になってしまいますが、入浴料込みでアカスリ2200円は安いと思います。川崎ディープサウスの三銭湯のなかではイチオシでしょう。
川崎区藤崎4-7-3 Tel(044-211-2626)




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